JEAで学ぶ「クリニカルアロマテラピー」とは?
当校でお伝えしている「クリニカルアロマテラピー」のクリニカルとは「臨床」という意味です。 ( 臨床・・・病人の床のそばに行くこと、医療、教育、カウンセリングその他の介入を行う「現場」)
イギリスや日本の病院において、患者に対して行うアロマテラピー(クリニカルアロマテラピー)は、
治療ではなく、あくまで補完療法として行われています。
西洋医学の治療薬の代わりに精油を用いて病気を治療することではなく、
患者の身体の自己治癒力を高めて回復を促したり、患者のQOL(生活の質)の向上や、
患者と家族の精神的なサポートを主な目的としています。
たとえ、絶望的な状態に患者があったとしても、優秀なクリニカルアロマセラピストの介入が 、
患者や家族、医療スタッフにまでポジティブな変化をもたらすことは珍しくありません。
あくまでも、病気ではなく、「人」中心の介入を行うのがこの国のクリニカルアロマセラピストなのです。
ですから、精油の薬理学や化学、解剖生理学、病理学などの専門知識を学ぶだけでは、
臨床の場で働くクリニカルアロマセラピストにはなれません。
千差万別な病態や状況下にある患者に対し、正しい対応と施術を行うためには、
細かな現場ノウハウと臨機応変に対応できる能力が必要とされます。
近年、臨床現場でのアロマテラピーへのニーズは高まっており、
病院内や訪問看護、介護・福祉施設等において、
アロマトリートメントを取り入れるケースが増えてきています。
ですが、臨床で実践するために必要なノウハウやスキルを持たずにアロマテラピーを行うことには
危険が伴います。
そして、それを学べる場をアロマテラピーの歴史の浅い日本で見つけることは容易ではありません。
英国の最も権威あるクリニカルアロマテラピストの協会、
IFPA(International Federation of Professional Aromatherapists) の理事を務めるギル校長は、
イギリスで初めて院内マッサージの施術を行ったクレア・マクスウェル・ハドソン氏に長年師事し、
日本の医療現場でのアロマテラピーの開拓を進め、現場のノウハウを織り込んで、
20年以上をかけてJEAのIFPAコースのカリキュラムを構築してきました。
現在も、海外から特別講師を招き、補完療法の本場で培われた知識と技術を学ぶ機会を提供しています。
この「クリニカルアロマテラピーの実践の場」として、ギル校長が2003年に立ち上げたのが、
セラピスト派遣サービス「ソレイユ」です。
「ソレイユ」では、これまで、多くのJEA在校生、卒業生を医療や介護・福祉の現場に派遣し、
クリニカルアロマテラピーを実践してきました。
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