September 16 2020

パーソナルな香りでメンタルケアを

コロナ渦中ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

アロマセラピストとして、人間の健康について四半世紀!?追及してきたおかげで、テレビやニュースの情報に翻弄されて一喜一憂せず、冷静に情報を仕分けし、分析し、自分なりの考え方を持ち、精神的に安定した状態を保つことが出来ています。
すべての出来事は必然である、と言われていますが、このコロナ騒動も災難には違いありませんが、私たちの進化を促す大きな課題として考えることが出来れば、「災い転じて福となす」、私たちは良い方へと変わっていくことが出来るでしょう。
私にとっては、昨年からインターネットでの授業、スクールに来られない方でも学べるアロマセラピーの形を突き詰めたかったのが、コロナで強制的にその方向にコマが進められた形となりました。

もともとのアロマセラピーは皆様ご存じのように、フランスで精油を薬として使用することから始まっており、そのころのアロマセラピーはマッサージとは関係のないものでした。
タッチの力は本当にすごい。香りと同じくらい、人間の原始の脳に強く影響し、私たちの健康とウェルネスをはぐくむ力があります。私は人にトリートメントすることが大好きですが、あえて今、香りの力に立ち戻って、その可能性を広げる新しいコースを構築しています。
それが、IFPAの新しい資格コースです。このコースは精油にフォーカスした理論オンリーのコースであり、トリートメントの授業がありません。ですので、通学での受講だけでなく、Zoomでもオンラン受講が可能ですから、日本のどこにお住まいであってもすぐに受講できるのです。

そのコースの中に、この冬から新たに設ける6時間の講座があります。コンサルテーションとブレンディングを学ぶ講座です。この講座は今までのIFPA資格対応コースを受けている方には、重要なポイントはすでに授業に含まれているので必要ありませんが、これから理論オンリーのIFPA資格取得を目指している方はもちろん、そこまでは考えていないけど、しっかりクライアントの主訴に合わせた的確な精油のブレンディングを学びたい、という方にお勧めです。
JEAのブレンドデザイナー講座の要素も含まれています。

リモートでアロマセラピストとしてクライアントにブレンドを提供したり、香りのプロデュースを仕事にするための勉強にもなるでしょう。この講座ももちろん、 Zoomでも受講できます。
香りと心のつながりは、香りと結びついた記憶にも大きく影響を受けます。ですので、一人一人の記憶も含めたパーソナライズされた香りを作る事は精油によるメンタルケアの重要な鍵となります。

とはいえ、人間は自然から命を得ています。自然と切り離されて生きていくことはできません。パソコンやスマホだけで何もかもがOKになるわけでは決してありません。
幸い、コロナの中でも、自然の中に行くことは可能です。森や草原、川のほとりを歩いて出会う香りは、精油のビンから嗅ぐ香りの代わりになることはありません。
日本の森には古代から香りを持つ薬草がいくつもあります。それを探して歩いてみる、というのも楽しいものです。
ぜひ、この秋、自然の中に出かけてみましょう。

↑ 8月17日〜31日、オンラインで開催されたIFPAウェブカンファレンスで、「懐かしい香り」の研究を発表する大場健太郎先生の東北大学の研究室です。香りを嗅いだ時の脳の活動を調べるfMRIの装置を体験している私の写真です。カンファレンスでは他に、香りを嗅ぐことで脳内セロトニン(うつ病で減少する物質)が分泌されることを確認した研究、学習障害児や自閉症の子供へのアプローチ、患者への寄り添いの重要性を示す報告など、アロマセラピーがますますエキサイティングに感じられる発表がありました。

そして、いよいよ10月4日(日)には、生体磁場と癒しの波動について、オーストラリアのヒーラーであるシャーロッテ・ムトロ氏の講座があります。地理的距離を一瞬で飛び越えるZoomと癒しの波動、共通点がありますね!

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Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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