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英国に本部を置くIFPAの初代会長である
ガブリエル・モージェイ先生の国際オンラインセミナー
『スピリットとアロマセラピー ~精油のエネルギーと東洋医学の五行説』が始まりました!
私も1回目から参加させていただいています。

モージェイ先生は私が90年代前半、ロンドンに住んでいた頃には既にアロマセラピーの専門家としてご活躍されていて、私も先生に自分のケーススタディーを採点していただき、アロマセラピストとしての道を歩み始めた経緯があります。

先生の専門は東洋医学です。 正式には中国伝統医学と呼ばれている医学のことで、近年、日本でも、セルフケアとして食養や漢方、自然療法の一つとして注目されています。アロマセラピーの中では、精油や芳香蒸留水を中国の五行陰陽説に基づいて分類してセラピーに利用します。私も先生の影響を受け、今でもJEAの精油学のテキストには、各精油について東洋医学に基づいた分類も記載しています。

たとえば、今、きれいに花を咲かせているカモミール。
JEAのテキストには『身体全体の気の流れを良くする。肝臓の熱を取る。クール&モイスト』と書いてあります。実際、ハーブ療やアロマセラピーではアトピーにカモミールがよく使われますが、アトピーの症状である皮膚の乾燥、炎症の症状にはクール&モイスト(湿&冷)の性質を持つ植物で対応することは理にかなっています。

『気』とは何か? 気はエネルギーであり、その気にも様々な種類があります。

気の中でも最も対極にあり、すべての基盤となるのは陰と陽の気です。陰は下降する、冷やす、凝縮、蓄積するような性質であり、陽は上昇する、温める、拡散する、発散するような性質です。物理学で言えば、原子を構成する粒子には、原子核の周りを飛び回っている電子(−)と原子核の中の陽子(+)があるように、この相反する性質がこの宇宙に存在するものすべてにおいて働いているのです。

JEAのテキストついては、モージェイ先生の著書である『スピリットとアロマセラピー』を参考にさせていただいているほか、今回の先生のセミナーの一回目でも紹介されていた、ピーター・ホームズ先生の1300ページに及ぶ上下巻『The Energetics of Western Herbs』も参考にさせていただいています。

面白いことに、精油に含まれる化学成分の作用と、東洋医学の視点からの作用とが一致していることがほとんどなのです。そうすると、ますます、『気』の正体を追い求め、活用したくなってくるのです

私たちの思考も『気』です。そもそも、神経伝達は電気信号で、脳波や心電図も医学では重要な指標となっています。不安になると心拍数が上がる、骨格筋が緊張するなど、心で何を感じているか、考えているかで、脳波が変わり、身体が変わるのです。

人の感情にも、動物、植物や人体などの、すべての物質にも気があるのです。気が、流れるべきところに流れ、滞ったり詰まることもなく、充分に気が満ちている状態にあれば、私たちの身体も心も健康になるように自然に出来ているのです。それが法則なのです。

JEAでは6月上旬にオーストラリア在住のヒーラーで植物療法士であるシャーロッテ・ムトロ先生に、その『気』を浄化し、良い気を身体に巡らせるメソッドについて前半後半2回のセミナーで教えていただくオンラインセミナー、『セラピスト・レディネス ~肉体・思考・感情の浄化であなたの施術が一変する~』があります。
自分自身とクライアントの今と将来をより良いものにするために、良い気を受け入れ、悪い気を手放す方法を学びます。あなたも『気』について、自然の法則について知識を深め、活用してみませんか?

『セラピスト・レディネス』 https://aromaschool.jp/course_alacarte/25093
『スピリットとアロマセラピー』 https://aromaschool.jp/course_alacarte/24995
両講座共に録画視聴での受講が可能です。

Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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