May 19 2021

今、私たちに出来ること

コロナが蔓延を始めて一年が過ぎ、その間に私たちも様々な変化を余儀なくされました。人と触れ合うことが制限され、インターネットで出来ることで人々のニーズに対応する行動が多くなりました。私達アロマセラピストはその中でどのようなスキルを開発して行けばいいのでしょうか?
また、どのように精油を、トリートメント技術を活用することが出来るのでしょうか?

 

「人にトリートメントが出来ない時でも磨けるスキル」

皆さんはセルフタッチングをしていますか?
普段、自分で顔のマッサージをしたり、足のマッサージをしたりしてセルフケアをしている方は少なくないと思いますが、それは機械的なマッサージであって、いたわっていることとは少し、違うかもしれません。
JEAでは、お客様の身体に触れるとき、心を込めて優しく、いたわるように触れるように皆さんにお伝えしています。
圧が強すぎないか、雑なタッチングになっていないか、注意を払いながら行っていただいています。では、自分にマッサージをする際はどうでしょうか?
意外に注意散漫で、自分の身体を物のように扱っていませんか?
自分の身体は、数十年間もの間、がんばってきてくれた大変にありがたい、私たちの魂を入れる聖なる器です。自分の体重を支え、移動するためにせっせと働く足、重い荷物を持って頑張る肩、自分の感情を表すために、または隠すために使う顔、そして、PCやスマホを見るためにしたい放題、酷使している目、様々な食品を放り込んでやれば黙々と消化してくれる消化器、様々な外部の環境の変化、時間、私たちの行動に対して、ちゃんと対応してくれているホメオスタシスの機能など。失ったら初めてそこでそのありがたさに気づくことばかりです。
コロナ禍を経験する中で、いかに普通の生活を送ることが幸せだったのか、ということをかみしめている方も多いと思います。私たちの肉体の働きも、当たり前のことと思うのではなく、大事にする必要性を認識して、感謝しながらマッサージをすれば、自然にそのタッチは繊細で優しいものになります。
ありがとう、ごめんね、感謝しています、という気持ちでセルフマッサージをしたり、調子の悪い自分の身体の部分に優しくいたわるように触れてみてください。
そのとき、自分の手の持つ癒しの力に気が付くと思います。

 

「香りを作る仕事」

JEAの母体であるサンリツの業務である、スパ・サロン部門や、スクール部門は、コロナでマイナスな影響を受けましたが、商品部門は、インターネットの販売が好調です。
これ一つ見ても、インターネットで出来ることがコロナをきっかけに増えたということがわかります。この先、コロナが収束したとしても、インターネットを介したビジネスは発展を続けることは間違いないでしょう。
たとえ、人にトリートメントをして差し上げられなくても、私たちには精油を使って人に喜んでいただくことが出来ます。対面でカウンセリングをするのが一番ですが、もし、それがかなわなかったとしても、オンラインでカウンセリングを行い、クライアントにピッタリの精油を選んだり、ブレンドのフォーミュラ(※)を作成させていただけます。 ※ブレンドレシピのこと
相手のニーズや香りに対する嗜好、香りの記憶などをしっかりと把握することが重要ですので、それを繰り返し行うことで、コンサルテーションスキルも、ブレンドスキルも身についていきます。

 

CELEBRATIONDAY

〜JEA25周年記念ブレンドについて〜

この香りはCELEBRATION DAY 「お祝い、ハレの日」という意味のとおり、老若男女の方々にとって幸せで特別な日に香らせていただくことを目的として考えました。
日本人は爽やかで落ち着く香りを好む傾向があります。そのために次のようなチョイスをしました。

バージニアシダーウッドは日本的な、樹木系の落ち着く香りとして、ネロリとベルガモットを幸せな気分にする香りとして、メイチャンはかんきつ類ではないですが、レモン様の爽やかな香りを演出するために、そしてリナロールを主成分とするホーリーフは、アルデヒド類を主成分とするメイチャンのクエンチング作用と共に、女子っぽくなりすぎずに若干のフローラル調をプラスするために加えました。
そして全体として日本人の感性にマッチする香りが出来上がりました。ぜひ、皆様もご利用くださいね。

 

>>JEA25周年記念アイテムの詳細はこちら

Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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