夏の必須アイテム「シトロネラ」
シトロネラと言えば、自然派の方なら天然精油の蚊除けだとすぐにピンとくることでしょう。
シトロネラはずっと昔からその目的で利用されてきた歴史があります。
イギリス人の夫も1970年代にインドやネパールなどに貧乏旅行していたころは、出発前に薬局で蚊除けのため、シトロネラを購入していました。
シトロネラは和名コウスイガヤというイネ科の植物です。
シトロネラ Cymbopogon winterianus | |
シトロネラル | 39.47% |
ゲラニオール | 23.04% |
シトロネロール | 10.94% |
シトロネラ成分表↓
シトロネラ精油の主成分はシトロネラルというアルデヒド類と、同じく蚊よけの作用があるゼラニウムにも含まれるゲラニオールやシトロネロールというアルコール類です。
蚊よけとしての作用が高いのがシトロネラルとゲラニオールですが、40%近く含まれることもあるシトロネラルは皮膚には刺激性が強く、同じイネ科のレモングラス同様、そのまま皮膚につけることができません。
先日、夜中、寝ている時に蚊が襲ってきて、蚊取り線香を焚くのが嫌だったので我慢していたところ、顔や腕を刺しまくられました。そこでアロマストーンにシトロネラを滴らして顔のすぐ横に置いたのですが、全く効かず、蚊は平気で顔の近くまでブーンと飛んできます。
これ以上、安眠を妨害されたくないので、仕方なく除虫菊の蚊取り線香を焚いたのですが、それでも蚊はすぐには退散せず、しばらくしてようやくいなくなってくれたのでした。
近頃の蚊は蚊取り線香にも耐性が出来ているのかと思いましたが、
翌朝、その蚊は寝室とは少し離れた洗面台のところで亡くなっていました。シトロネラや除虫菊は瞬殺する力はないものの、空間に拡散された場合はじわじわと効くのかと思いました。スプレーとして吹きかければその場でポトリと落ちるくらい効くことは今までの経験で実証済みです。
でも、夜中に電気をつけて蚊をスプレーで追いかけるというのは実用的ではありません。
また、別の日、居間にある柔らかい木製の家具(捨てるつもりの家具だったので放置していました)を食い荒らしていたキクイムシが、とうとう私のお気に入りの木製のステップ台に巣食ったと見え、二日続けて床に木の粉が落ちていたのです。
このステップ台は食事の支度をするときに、高い棚のものを取るのに重宝しているお気に入りのもので、この子だけは死守せねばと思い、例のシトロネラをステップ台に出来ているキクイムシが作ったたくさんの小さな穴に滴下し、擦り込んだところ、、、
即効! 著効! 逃げるところはないですから、キクイムシは中で全滅したと見え、翌日から木屑か全く出なくなり、お気に入りのステップ台は守られました。しかも、お部屋もいい匂いです。
ぜひ、害虫駆除にみなさんもお試しを!
ただし、原液が皮膚につかないように気を付けてくださいね。
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