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アロマセラピストの間では、CIBTACの名を聞いたことのある方は少ないと思います。しかし、美容やスパ業界では昔から良く知られています。
今回はCIBTACについて、ご紹介したいと思います。


その前に、まず“スパ”についてご説明します。スパはもともとは温泉や鉱泉のことを指しましたが、現在では“ウェルネス”、つまり、健康増進と美容、癒しを目的とした様々なサービスを提供する施設のことを指します。
プールやジム、ヨガスタジオなどの施設も整っているのが理想です。
日本の湯治場も、原点としての意味で言えばスパになります。

スパのメニューにはボディやフェイシャルの様々なタイプのマッサージ、ネイル、美容機器を使ったトリートメント、ハイドロセラピー、タラソテラピー、アーユルヴェーダやリンパドレナージ、東洋医学、アロマセラピー、ホットストーンなど限りない種類が含まれます。スパセラピストはそれらの様々なサービスを安全に、もっとも効果的に提供できるスキルを持っていなければ務まりません。

このところ、外国人観光客の増加で、スパを持つ外資系の高級ホテルの開業ラッシュが続いています。
ジャパン・エコール・デ・アロマテラピーの母体である株式会社サンリツでは今年だけでも、北海道から沖縄まで5つのホテルスパの運営やお手伝いを請け負っています。
そこで働くサンリツのセラピストは素晴らしい技能とおもてなしの心を兼ね備え、一流のサービスを求めておられるお客様に満足していただくトリートメントを提供しています。

CIBTAC(Confederation of International Beauty Therapy & Cosmetology)の歴史は古く、1977 年にサロンやスパで美容トリートメントや化粧品を扱うセラピストの為の賠償保険を提供する英国の協会BABTAC (The British Association of Beauty Therapy & Cosmetology)の教育部門として設立されました。
スパセラピーに必要なスキルの教育システムを提供し、公平で透明性の高い世界共通試験を通じて多くのスパセラピストの認定を行っています。

CIBTACセンターは世界26か国に200校以上ありますが、日本にはジャパン・エコール・デ・アロマテラピーを含め、現在4校しかありません。厳しい審査に合格した研修施設だけがCIBTACセンターになることができます。
日本ではジャパン・エコール・デ・アロマテラピー以外のセンターはどこも美容やスパの専門校です。
世界のセレブが利用することで知られる高級スパ、タイの「チバソム」付属のスクールもCIBTACセンターで、世界中からセラピストが資格取得の為に集まっています。

ジャパン・エコール・デ・アロマテラピーで取得可能なビスポーク・ボディマッサージ・ディプロマ『CIBTAC Bespoke Body Massage Diploma(E17)』の資格は、職業訓練基準のレベル3を満たすものです。
ジャパン・エコール・デ・アロマテラピーのモジュール1実技と、モジュール2実技(もしくはアロマフェイシャル)と解剖生理学(ベーシック&アドバンス)を学んだ方はこの資格の取得試験に必要な学習の大部分をすでに学んでいます。
ですので、あと少し、補習するだけでCIBTACの認定試験を受験することができるのです。
主に次のようなことを12時間の補習で学びます。
  
衛生学、感染症予防、皮膚疾患学、経営学、保険、サロン運営、コミュニケーションと接遇スキル、スパ施設の設備やメニューについて、クライアントの姿勢アセスメントを含めたより詳細なコンサルテーション、栄養学、クレーム対応、一流のスパセラピストにふさわしい立ち振る舞い、話し言葉、装い、好転反応、叩打法や振動法などの手技、ボディマッサージ実技の確認、などが含まれます。
  
アロマセラピストとしてのスキルは英国IFPA資格で充分ですが、世界のスパで通用するセラピストという点で、CIBTACのボディマッサージ資格を取得することは、皆さんに新しい知識やスキルをもたらすだけでなく、より大きな自信や就職のチャンスを与えてくれることと思います。
ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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>>CIBTAC資格対応コース詳細

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先日、ザ・プリンスさくらタワー東京〜SPA THE SAKURA〜マネージャーである義本美和さんにインタビューしました。ぜひこちらもご覧ください。

Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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