September 27 2024

夏よありがとう、さようなら

9月19日、今年最後の川遊びを楽しみました。もう彼岸花も咲き始めているというのに、
この日は夏ど真ん中のような暑さでした。

 

奈良県東吉野村の高見川は家から車で40分。

 

釣り人の少し下流で静かに流れる水の中にはアマゴや小さな魚が泳いでいます。
川の上はたくさんのトンボが飛んでいます。
ときおり流れてくる小さな黄色やオレンジ色に紅葉した
可愛らしい木の葉に混じって藤の花弁のような花が流れてきます。

 

なんだろう、この花は?

 

川から上がって歩いていると良い香りがしてきました。

ふと見るとそれは葛の花でした。

先ほどの紫の花弁はこの葛の花だったのです。
品と可憐さを感じるフルーティでフローラルな香り。

 

主成分として抗うつや抗不安作用を持つ精油成分のメチルアントラニル酸が28%以上含まれます。

このほか、葛の花に含まれるイソフラボンは体脂肪を減らすサプリにもなっています。

風邪をひいた時に飲まれる漢方薬の葛根湯の主成分で奈良県の特産となっている葛の根から作る葛粉は滋養があり、
胃腸に負担もかけないので、体力が落ちている時にはピッタリの食品です。

 

この葛粉、作るのには本当に手間がかかる上に、根を見つけるのも掘るのも大変。

 

本物の吉野葛が高いのも無理ありませんね。

 

 

蜻蛉舞う 水面を滑る 葛の花 

佳津江

 

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Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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