August 14 2024

緩和ケア病棟でのアロマセラピー

緩和ケアで長年アロマセラピーを行ってきた中で気づいたこと。

 

それは、精油の薬理効果やトリートメント技術の良しあしが良い結果をもたらすのではない、ということです。

これを聞いて驚いたり、反論したくなる方もいるかと思います。

 

でも、これは私が17年間多くの患者さんと接して来た中で得た答えなのです。

 

 

むしろ、患者さんの心がセラピストに対して開いているかどうか、が施術の中身より重要であるということなのです。セラピストの言葉や動作、表情などから患者さんはセラピストを信頼し、心を開いてくださるのです。
もちろん、セラピストの心が開いていることも重要です。

心が開く、とは相手を受容することです。どうしたら受容できるのでしょうか?

 

方法は一つではないでしょうが、私の場合、患者さんの肉体や精神状態がどのような状態でも、死を目前にしていても、その方の魂は老化も病もない完全で尊い存在であると考えることで受容します。

 

スピ系?いえ、私は何かの宗教を信仰しているわけではありません。

ただ、実践の中でそう確信していった、それだけです。


実際には患者さんのご要望やニーズを確認して使用する精油を決め、患者さんを敬う気持ちで、感謝の心で施術をする、ただそれで患者さんが安らいで表情が穏やかになっていくのです。

 

 

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Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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