精油の力で傷を治す
人間には自己治癒力がありますから、実際はあなたの身体が自ら傷を治しています。
精油は多面的にその手助けをしてくれます。
治るプロセスを理解すると精油のチョイスやケアの方法も的確になります。傷はどのように治っていくのでしょうか?
ザックリ説明します。
1 傷口の掃除に欠かせない炎症反応
出血があれば、血小板の働きで出血が止まる一方、傷口の感染防止、死んだ細胞の処理にマクロファージなどの免疫細胞が集まることで傷口周辺が腫れ、痛みも起きます。
2 損傷部位にコラーゲン繊維が増える
コラーゲン繊維による架橋形成はあたかも糸で傷口を縫う、または建物を作る時の足場を組むのに似ています。修復の準備です。
3 組織を作りなおすための材料を運ぶ血管の新生
コラーゲンを足場にして血管が傷の中に伸びてきて組織の再生に必要な酸素や栄養が豊富に提供される
4 組織がほぼ元通りに
欠損していた細胞が細胞分裂によって元通りになるころ、足場の役割をしていたコラーゲン繊維は消えていきます。
これらのプロセスがスムーズにいけば行くほど、傷跡が残らず綺麗に治ります。
ですから次のような治癒の妨げになることは避けなければいけません。
◯過剰、もしくは長引く炎症
◯栄養や酸素が損傷部位に届かない
◯継続的な細菌感染
◯損傷部位に負荷をかける動作を繰り返す
◯栄養の偏り・ストレス・喫煙
さて、ここで複数の作用を併せ持つ優秀な精油の出番です。
たとえばティートリーやラベンダー、ミルラ、フランキンセンス、サンダルウッド。
創傷内の浄化、肉芽形成、抗炎症を促し、殺菌作用も併せ持ちます。
また、抗炎症、血流やリンパ流の促進作用があるへリクリサムやゼラニウムは内出血による血種を早く消してくれます。
これらの精油は抗ストレス作用も持ちますので、自己治癒力の妨げとなるストレスや緊張を軽減して身体の治る力を高めてくれます。
損傷部位にマッサージは禁忌ですので、クリームベースに希釈してそっと塗布するのが良いでしょう。
注:このアドバイスは自宅で治せる程度の小さな切り傷や擦り傷、打撲など向けです。大きな怪我などはすぐに医療機関を受診してください。
+―――――――――――――――――――――――――――――――――+
メディカルアロマのエキスパートを目指す!アロマ国際資格「IFPA」
オンデマンドで好きな時間に学べるようになりました!
>>詳しくはこちら
+―――――――――――――――――――――――――――――――――+
- 2024年12月 (2)
- 2024年11月 (2)
- 2024年10月 (8)
- 2024年9月 (10)
- 2024年8月 (25)
- 2024年7月 (9)
- 2024年5月 (2)
- 2023年10月 (1)
- 2023年1月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年7月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年2月 (1)
- 2022年1月 (2)
- 2021年11月 (1)
- 2021年10月 (1)
- 2021年9月 (1)
- 2021年8月 (2)
- 2021年7月 (2)
- 2021年6月 (2)
- 2021年5月 (2)
- 2021年3月 (1)
- 2021年1月 (1)
- 2020年10月 (1)
- 2020年9月 (1)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年5月 (1)
- 2020年1月 (1)
- 2019年10月 (1)
- 2019年9月 (1)
- 2019年8月 (1)
- 2019年6月 (1)
- 2019年5月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年11月 (1)
- 2018年10月 (1)
- 2018年7月 (1)
- 2018年5月 (1)
- 2018年4月 (1)
- 2018年1月 (2)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (2)
- 2017年8月 (1)
- 2017年7月 (1)
- 2017年5月 (1)
- 2017年4月 (2)
- 2017年3月 (1)
- 2017年2月 (1)
- 2017年1月 (1)
- 2016年10月 (1)
- 2016年9月 (2)
- 2016年6月 (1)
- 2015年12月 (1)