September 30 2016

Dr.ボッダー式マニュアル・リンパドレナージ

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Dr.ボッダー式マニュアル・リンパドレナージのコースを初めて開催したのは、ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー(JEA)が設立された年の1996年でした。

 

ヨーロッパで1930年代にボッダー博士が開発したこの素晴らしい療法は、ヨーロッパの医学界に認めてもらうには数十年の月日が必要でした。

リンパドレナージの正式名称は、Manual Lymph Drainageで略してMLDと呼ばれます。

 

今年から、日本でもこのMLDは厚生労働省によって、ガン治療後の続発性リンパ浮腫に対し、保険診療で提供できるようになりました。

JEAでは、医療従事者の方々のニーズに応えるため、去る9月17日から9日間、ボッダーアカデミーの校長であり、リンパ浮腫クリニックの院長であるアンドレアス・ウィットリンガー先生を招聘して、セラピー1の上位資格であるセラピー2&3を開催しました。

リンパ浮腫の鑑別、診断方法、浮腫の計測、圧迫療法の方法、合併症、毎日新しい手技と症例を用いての治療プランの考え方などを次々と学ぶ、医療従事者限定のハードなコース内容です。

私自身も2003年にオーストリアで受講しました。

 

ボッダー式MLDの一番の特徴は、適用が多いことです。静脈性浮腫、皮膚疾患、整形外科領域、自律神経失調、皮膚潰傷や褥瘡、火傷などの治療促進、上気道の疾患、ダウン症の子供では、頻繁に引いていた風邪をほとんど引かなくなった、など、様々な疾患に効果を上げています。

 

巷に氾濫するリンパマッサージとは一線を画すこの素晴らしい療法を伝えていくことは私にとって非常にやりがいのある仕事です。科学的にも臨床的にもエビデンスがしっかりある上に、この羽のようなタッチが私たちの心に深く響くホリスティックな療法でもあるからです。

 

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JEAでは、MLDセラピストカフェというフォーラムがあり、JEAでMLDを学んでくださった皆様が集まり、症例を共有しあったり、悩み事を相談したり、情報交換をしています。

MLDに興味のある方はホームページに症例なども掲載していますのでご覧ください。

http://www.mldjapan.com

 

Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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