肩こりと姿勢
数年前からPCで仕事をする際は立位でしています。
一日何時間もPCの前に立っている時でも座りません。
その頃から肩こりがなくなりました。
座っているとどうしても骨盤が後傾し、その分、胸椎の後湾姿勢、肩甲骨が外転と、抗重力筋がどれも緊張しっぱなしとなり、肩こりにならないわけがないのです。
でも、なかなか立って仕事というのは多くの方にはハードルが高いと思います。
そんな時、アロマセラピーでは筋緊張を和らげる鎮痙や鬱血を改善する引赤作用のある精油を用いてトリートメントをすることで、皮膚からこれらの成分が吸収されて筋肉に働きます。
例えば、ジンジャー、マジョラム、ジュニパーベリー、ローズマリー、ブラックペッパーなどをブレンドすると直接的作用としては効果的です。
ここにプラスアルファで、自律神経の副交感神経を優勢にする精油、例えばマジョラムはその作用はすでにありますが、ベタなところでラベンダーやネロリを加えることで、内面から筋肉の過緊張を和らげようとします。
これが、単なるもみほぐしのマッサージと比べ、効果が高くなり、揉み返しが起きるほど強くもまなくてもほぐれてくれる理由です。
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雨の精油
先日、雨で湿った道路の端に溜まった土や雑草を取り除く作業をしていたら、ミミズがなん十匹も潜んでいて死にそうになりました。
ミミズは土壌を改良し、肥沃にしてくれるので、もちろん殺さずに植え込みの土の上に全部おろしてあげました。
改めて、土は何からできているのでしょうか?死んだ植物や落ち葉、昆虫や動物が分解されたもの、それらの分泌物、石や砂の細かくなったもの、多くの有用菌や病原菌などが混ざり合っていますね。
死んだら土に還る、まさにそれが生命の循環ですね。
土はわたし達人間の回帰していくところでもあるわけです。
そう考えると、昔の土葬というのはとても自然な行いですね。
ところで、これだけ様々な物質の集まりである土の中には芳香成分も多く含まれていることをご存じでしょうか?
植物は生き残るために、自分の周りに他の植物が育たないような物質を分泌しているのです。
桜の葉の香りであるクマリンは周辺の草に対して成長阻害作用があります。
秋に落葉した桜の葉にはこのクマリンが含まれるため、桜の下を歩くと桜餅の匂いがします。そして、このクマリンは地中に浸み込んで他の植物の発芽を阻止するのです。ユーカリに含まれる1,8-シネオール、松などの針葉樹に含まれるα-ピネン、 ペパーミントに含まれるメントール、ローズマリーに含まれるカンファーも同じような作用を持ちます。
土にはこのような精油成分が含まれているのです。
実際、インドではミッティ・アッター(mitti attar)という焼いた土を蒸留して作る土の精油があるのです。
インドは乾季と雨季に分かれていて、乾季は植物も人間も苦しい季節です。
そして、雨季が到来し、最初の雨粒が乾いたインドの土の上に落ちてきたときに匂ってくるあの香り、これがミッティ・アッターの香りなのです。別名をscent of rain 、「雨の匂い」とも呼ばれ、この香りは待ちに待った雨季が始まる喜びの香りなのです。
皆さんも雨が降り始めたときの匂い、わかりますよね?なんともいい香りですね。
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炎症や痛みを和らげる手技療法
医療従事者の方ならご存じだと思いますが、炎症部位にはマッサージは禁忌です。
つまり、マッサージを行ってはいけないのです。
その理由は、炎症を悪化させるから。
炎症とは発赤、腫脹、疼痛、発熱です。痛みも腫れも、人間にとっては深いな感覚で、なくなってほしいと思いますが、実は炎症は身体にとって必要な反応です。身体の組織が損傷したとき、具体的な例でいうと、たとえば足首を捻挫してしまったときには中で血管が切れて内出血を起こしていたり、靭帯が断裂したりすることで足が大きく腫れてきたり、ズキズキと痛んだり、赤く熱を持ってきたりしますね。
それに加え、可動域の制限が起きています。こういう時はRICE、つまり、安静、アイシング、圧迫、挙上を行うことが最初の基本的な処置になります。
覚えておいてくださいね。
ところで、なぜそもそも、そんな不快な炎症が起きるのか、それは身体が自らを治すプロセスが始まっているからなのです。
指を包丁で切ってしまった時も炎症が起きなければ切り傷は永遠に治ることはないでしょう。
ただ、炎症は治癒プロセスの最初の段階であり、次第に修復の段階に移行していく必要があります。
この時に患部を安静にしないとせっかく線維芽細胞によって産生され、断裂した組織をつなぎかけていた膠原繊維がまた断裂したりして、最初に戻ってしまう、ということがあります。
また、腫れがあまりにもひどい傷口が大きく開いてしまうため、かえって治癒が起きにくくなります。
マッサージの刺激は早速始まった治癒プロセスを損なうため、また、開放性の傷であれば、そこから病原菌が侵入していた場合、つまり、感染が起きている場合、その感染を広げてしまう危険性があるから禁忌なのです。
これに対し、感染がなければ行えるのがボッダー式リンパドレナージ(MLD)です。正式名称はDr. Vodder’s Manual Lymph Drainageです。
なんと、このメソッドは炎症に対して禁忌どころか、適用なのです。
つまり、炎症も痛みも軽減させることが出来るのです。それに加えて、痛みで亢進してしまっている交感神経を鎮静させるため、回復に必要な正常な血液循環を維持することが出来ます。
こんなに軽くて何の効果があるのか?!と思うほど軽く、小さな手技を繰り返すことによってびっくりするほど痛みが引きます。
ただし、これはリンパマッサージとか、リンパという名前のマッサージ方法であればよいということでは決してないので、間違えないでください。
それらは多くの場合、炎症を悪化させてしまいます。
オーストリアに本部を置くボッダーアカデミーインターナショナルが認定する講師やセラピストが行う公式のボッダー式リンパドレナージでなければ効果は保証できませんのでご注意を。
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森林浴
いよいよ蒸し暑い季節がやってきました。
年々猛暑日が増え、温度も上がってきますよね。
私たち人間や動く事の出来る動物は日陰に避難したり、冷たいものを飲んだり、水に入って涼んだりできますが、植物はどうでしょうか?
根を下ろしたら最後、どんなに太陽が照り付けようが暑かろうが、雨が降らない旱が続いても、その場所で生きていかなければなりません。
そんな時、植物はどうやって自分の身を守っているのでしょうか?
その一つに精油を発散させるという方法があります。
オーストラリアのブルーマウンテンと呼ばれるところにはたくさんのユーカリの木が茂っています。
気温がとてつもなく上昇するとユーカリの木は1,8シネオールやピネンなどの揮発性の高い精油成分を葉の表面から分泌し、それが蒸発する気化熱で周りの大気の温度を下げようとしているのです。
もちろん、作用はそれだけではありません。
成分もこの二つだけではなく、他にもあります。このような精油成分をまとめて「フィトンチッド」と呼びます。
これは今では生物活性物質と呼ばれています。
これらの精油成分が遠くから見ると青い色として見えるためにブルーマウンテンと呼ばれているのです。
1,8シネオールやピネンというのは爽やかな緑の香りで、空気の浄化作用や殺菌作用、去痰作用などがあり、私たちが呼吸をするときに吸い込むことで、喉や鼻、気管支の粘膜を覆う粘液に溶け込み、これらの作用を発揮してくれます。
また、粘膜から血流に取り込まれると全身循環に入り、脳にも届きます。
それは私たちにとっての森林浴効果なのです。
血圧を安定させたり、ストレスホルモンの過剰な分泌を抑制したり、穏やかな睡眠、集中力の向上など、良いことばかりです。
ただし、ユーカリはもちろん、どんな精油でも嗅ぐときは薄い方がよいのです。
これは実験で明らかにされています。
健康効果をもたらすレベルのフィトンチッドの濃度は非常に低く、1ppm(1万分の1濃度)以下です。そんなに薄くても人間は匂いとして感じることが出来ます。
1ppmというとイメージしにくいですよね。
これは25メートル幅10メートルのプールの水に、コップ1杯半の塩を入れたくらいの薄さ、と言われています。
これを越えた濃度になってくると、逆に身体には良くない反応をもたらしてしまいます。
過ぎたるは及ばざるがごとし、ですね。
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石の聲
長年の友人であり、イワクラなど聖地の岩を取り続けている須田郡司さんのお話しを明日香の岡本寺に聞きに行きました。
とても面白かった! 何百年、何千年、何万年?と人間の信仰の対象となってきた岩や石の存在感がすごい。
長い年月、そこを訪れる人々の念がそこに蓄積されていくとも言えます。
須田さんはイワクラの写真を撮り始めたころ、あるお坊さんから、「興味半分でイワクラの写真を撮りに行っていたら、命を取られるから注意しなさい」といったようなことを言われたそうです。私は非常に良くわかります。
特に何かを祈るための岩については絶対に面白半分で行ってはいけない。
明日香にはイワクラかどうかはさておき、石が多いのです。亀石、石舞台、酒舟石、あまり知られていないところでは岡の立石、など。まだたくさんあります。
不思議な明日香です。
これは益田の岩船です。
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香りを創る
これまで様々なテーマに沿ったブレンド精油製品を創ってきましたが、これがとっても楽しいのです!!
先日、スクールのイベントでブレンディングのコツをお話しさせてもらいました。
JEA大阪校で行われた「ソレイユオープンデイ」のこちら>>>
その時に、明日香村で香りを探しながら歩く、サイクリングする、という過去に2回行ったイベントのことを紹介しました。
このブログでは、ブレンドが上手になりますよ!というポイントをご紹介いたします。
まずすべきことは、柔軟剤や消臭剤やシャンプーの香りではなく、本物の香りを嗅ぎ、それに意識を向ける。どういうことかというと、それがたとえ、猫のおしっこであれ、秋の落ち葉の香りであれ、カレーライスであれ、お米の香りであれ、土の香りであれ、嗅いでその印象を心に刻むのです。
そして、様々なテーマについて、例えば、夏のリゾート地をほうふつとさせる香りをお題にもらったときは、自分がそこにいたとして、周りに何があるか、風は? 湿度は? 温度は? 人の気持ちは?
そんなことを全部考えて精油を選びます。
スクールではこんなブレンディングの勉強もするかと思えば、スパセラピストとしての勉強、病院の中での終末期患者さんへのアロマセラピーなど、いろんなことが学べます。
もちろん、薬理効果もすごい!
クローブ(丁子)はほんの少しでもバイオフィルムを崩壊させる殺菌力もあるし、ほんの少しブレンドに入れるだけですっきりとした香りになります。
そしてかゆみに良いので、虫刺され、頭がかゆいとか、そういう時にも使えます。
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穏やかな緑 カルムヴェール
私は暑い夏が苦手です。
得意な人はそういないと思いますが。
暑さ、と言うより、湿気がたまりませんね。湿気が低ければ日陰に避難すればそれなりに涼しいのですが、残念ながら日本の夏は湿度が超高い!
それで、以前、少しでもさわやかな夏を過ごしていただきたいと思い、夏用ブレンド精油の製品を販売したのです。
テーマはバカンスでした。アロマセラピーの発祥の地、フランスでは夏ともなれば誰しもが3週間とか4週間とかまとめた休みを取って涼しい保養地でゆっくりしたり、世界を旅行したりと楽しむことが出来ますが、悲しいかな日本人はまず、そんな長い休みをいただくことが出来ないシステムとなっております。
お金もないし(涙)。ということで、バカンスに行かずとも、この香りを嗅いだらそんな気分になれるよ、という香りを創ったのです。「アイランドブリーズ」というネーミングで、オレンジスイート、ジュニパーベリー、パイン、イランイラン、ペパーミント、ホーリーフを配合しています。
きれいな白浜の浜辺でビーチパラソルの下で、冷たいドリンクを飲みながら、浜辺の後ろにある松林かマングローブの林から吹いてくる涼しい風の香りを感じる。そんなイメージで作りました。
昭和の時代は今と違って、夏は小麦色の肌になることがおしゃれだったので、トロピカルな香りの日焼けオイルなんかを塗ったりしたので、ちょっと濃厚なトロピカルフラワーの香りも私にとっては夏のイメージなのです。
ぜひよかったら使ってみてくださいね。
そして、今年の7月はずばり、森林浴ブレンドを発売しました。ネーミングはCALME VERT(カルムヴェール)。フランス語で「穏やかな緑」という意味です。
シベリアモミ、シダーウッド、パイン、ブラックスプルウス、サイプレス、ティートリーがブレンドされています。
これは嗅いだだけで涼しくなる、爽快な森の香りです!作った本人である自分もワオ!と驚きました。
こちらもぜひ、お試しを。ポマンダーに垂らして扇風機とかクーラーの吹き出し口の前に置いてみてください。
心も体もすがすがしく浄化されていくようです。ちなみに私が造る精油のブレンド製品は100%天然、純粋な精油のみで出来上がっています。
添加物や合成香料など、精油ではないものは一切含まれていません。だから最高の香りなのです。
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梅雨の救世主!天然成分で作る、肌にも優しい虫よけスプレー
梅雨に入ると蚊が増えてきますね。
自分は蚊に好かれやすい体質のようで、午後に畑に行くとあっという間に蚊に食われます。
蚊取り線香も風で飛ばされるので腰からぶら下げでもしない限り、あまり効果がありません。
ドラッグストアで売っている蚊よけスプレーは効きますが、そこに配合されている色々な合成化学物質は身体に悪そうです。
ですので私は精油を使ってスプレーを作ります。
蚊よけにはもう大昔からシトロネラの精油が良いと言われてきましたね。
もちろん、それも何度も試してきましたが、シトロネラだけだと香りも刺激もきついので、最近はクローブ、ペパーミント、シトロネラ、タイム(チモールケモタイプ)をブレンドしています。
それぞれオイゲノール、メントール、シトロネラール、チモール成分が昆虫などの忌避作用があり、より効果的です。
ただ、これらも皮膚に対して刺激もありますが、ブレンドしてみると意外に大丈夫。
そして、みんながやっているようにアルコールに精油を希釈しても水を多く加えるとやはり分離してしまい、刺激になりやすい。
また、水とアルコールだけだとスプレーした後、すぐに蒸発してしまって効果が長持ちしないので、私はジェルベースに精油を混ぜてから水で薄めています。
こうすると粘性が少し高くなる分、精油の蒸発が少し遅れるのと、水と精油が良く混ざるのとでなかなかいい感じです。
ペパーミントを一番多くすると冷感が強くなります。私は冷感以外の刺激を感じませんが、お肌の敏感な方はご注意ください。
☆材料☆
・ジェルベース(Mont Saint Michelブランドがおすすめ) 大さじ1杯
・精油:ペパーミント 6滴
クローブ 2滴
シトロネラ 2滴
タイム(チモールケモタイプ) 2滴
・水 20~30ml(ペパーミントの芳香蒸留水でも可)
☆作り方☆
大さじ1杯のジェルベースに精油を合計12滴滴加えます。
ペパーミント6滴、そのほかは各2滴ですが、もう少し濃度を高くしても大丈夫な方であれば、そのほかの精油を3滴ずつでもOKです。
ジェルベースはMont Saint Michel(フランス製)ブランドのジェルベースを愛用しています。
このジェル、肩こりや筋肉痛用のジェルを作るときにも重宝しています。
ジェルを手作りする手間が省けますので私は愛用しています。
ここに、お水、もしくはペパーミントの芳香蒸留水を20~30mlを加えて、よく混ぜれば出来上がりです。
これをまんべんなく皮膚にスプレーしておけばバッチリです。
スプレーにする場合、皮膚にスプレーがかかっていないところがあると、そこを喰われます(笑)。
お顔は避け、目に入らないようにし、直接スプレーを吸い込まないようにご注意ください。
ジェルの量を多くして、水を少なくすると、スプレーと言うより、塗布剤として使えます。
これで刺激を感じるようであれば、ホホバオイルなどの植物油少量に精油を混ぜ、次にジェルを加え、それから水、の順番で混ぜ合わせるとよりマイルドになります。
是非、これからの時期に、肌にも優しい虫よけスプレーを作ってみて下さい♪
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大和当帰は美味しい
今年から畑でヤマトトウキ(大和当帰)を育てています。
以前、奈良県宇陀市室生の民宿に宿泊した際、このヤマトトウキの葉を天ぷら、味噌汁の具として出してくださったのですが、これがとっても美味しくて感動したのです!
いつか自分もこれを育てたいと思っていましたが生薬なので以前は一般人は栽培したりできないと言われたことがあったので諦めていました。
ところが! 今年、同じ宇陀市松山の道の駅で苗を見つけ、なんだ、売ってる! と喜んで購入して畑に植えました。
ヤマトトウキの香りはセロリに近く、乾燥した葉を粉砕して塩と混ぜたハーブソルトも人気です。
奈良県が振興している植物で、和にも洋にも合う食材です。今年は自分で作れるので嬉しいです。
ヤマトトウキの根は漢方薬の当帰の材料として栽培されています。学名はAngelica acutilobaです。
女性の疾患や不調、つまり、血の道の問題に使用されてきました。
ミヤマトウキ Angelica sinensis var.iwatensis も昔はあったとのことですが、今は流通していないようです。
中国でトウキといえばAngelica sinensisを指すようで、こちらは唐当帰と呼ばれます。
このヤマトトウキからも精油が採れるのですが、生薬である根からの精油の抽出は許可されていないのでしょうか、ネットで調べると葉からの精油しか見あたりません。
しかも超高価!
そこで代わりになる精油はないか?ということになるのですが、あります!
ヤマトトウキと同じセリ科の植物にはアロマセラピーではアニシード、フェンネルシード、アンジェリカ(根および種子)などがありますが、これらもヤマトトウキのように血の道の不調に昔から使われてきました。
実は、アロマセラピーで用いることのあるアンジェリカの精油はヤマトトウキに最も近く、和名はセイヨウトウキで学名はAngelica archangelica です。
ヨーロッパではお菓子の飾りとして茎が砂糖漬けになったものが食品として使用されてきました。
アンジェリカは根や種子から精油が採れますが、根の精油は光毒性が強いため、使用の方法に注意が必要です。そのため、おすすめは種子からの精油です。
古い木の棚の扉を開けた時のようなほっこりする香りで、私は嫌いではありませんが、一般受けはしないかもしれません。
私自身は月経関連のトラブルがなかったので、お世話にはあまりならなかったのですが、自分の中では同じく血の道のトラブル全般に使われるシソ科のクラリセージと同じカテゴリーに入れています。
香りのノートも両方とも落ち着くミドルからベースのノートですので、チャクラとしては第一チャクラから第二チャクラに響く香りです。
利尿作用が高く、月経開始の約2週間前の黄体期に現れる身体のむくみにもおすすめです。
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