月別アーカイブ:2024年7月

梅雨に入ると蚊が増えてきますね。
 
自分は蚊に好かれやすい体質のようで、午後に畑に行くとあっという間に蚊に食われます。
 

蚊取り線香も風で飛ばされるので腰からぶら下げでもしない限り、あまり効果がありません。
ドラッグストアで売っている蚊よけスプレーは効きますが、そこに配合されている色々な合成化学物質は身体に悪そうです。
ですので私は精油を使ってスプレーを作ります。

蚊よけにはもう大昔からシトロネラの精油が良いと言われてきましたね。
 
もちろん、それも何度も試してきましたが、シトロネラだけだと香りも刺激もきついので、最近はクローブ、ペパーミント、シトロネラ、タイム(チモールケモタイプ)をブレンドしています。
 
それぞれオイゲノール、メントール、シトロネラール、チモール成分が昆虫などの忌避作用があり、より効果的です。
ただ、これらも皮膚に対して刺激もありますが、ブレンドしてみると意外に大丈夫。
 
そして、みんながやっているようにアルコールに精油を希釈しても水を多く加えるとやはり分離してしまい、刺激になりやすい。
また、水とアルコールだけだとスプレーした後、すぐに蒸発してしまって効果が長持ちしないので、私はジェルベースに精油を混ぜてから水で薄めています。
こうすると粘性が少し高くなる分、精油の蒸発が少し遅れるのと、水と精油が良く混ざるのとでなかなかいい感じです。
ペパーミントを一番多くすると冷感が強くなります。私は冷感以外の刺激を感じませんが、お肌の敏感な方はご注意ください。

☆材料☆
・ジェルベース(Mont Saint Michelブランドがおすすめ) 大さじ1杯
・精油:ペパーミント 6滴
クローブ 2滴
シトロネラ 2滴
タイム(チモールケモタイプ) 2滴
・水 20~30ml(ペパーミントの芳香蒸留水でも可)

 

☆作り方☆
大さじ1杯のジェルベースに精油を合計12滴滴加えます。
ペパーミント6滴、そのほかは各2滴ですが、もう少し濃度を高くしても大丈夫な方であれば、そのほかの精油を3滴ずつでもOKです。
ジェルベースはMont Saint Michel(フランス製)ブランドのジェルベースを愛用しています。
このジェル、肩こりや筋肉痛用のジェルを作るときにも重宝しています。
ジェルを手作りする手間が省けますので私は愛用しています。
ここに、お水、もしくはペパーミントの芳香蒸留水を20~30mlを加えて、よく混ぜれば出来上がりです。

 

これをまんべんなく皮膚にスプレーしておけばバッチリです。
 
スプレーにする場合、皮膚にスプレーがかかっていないところがあると、そこを喰われます(笑)。
 
お顔は避け、目に入らないようにし、直接スプレーを吸い込まないようにご注意ください。
ジェルの量を多くして、水を少なくすると、スプレーと言うより、塗布剤として使えます。
これで刺激を感じるようであれば、ホホバオイルなどの植物油少量に精油を混ぜ、次にジェルを加え、それから水、の順番で混ぜ合わせるとよりマイルドになります。
 
是非、これからの時期に、肌にも優しい虫よけスプレーを作ってみて下さい♪

 

 

+―――――――――――――――――――――――――――――――――+
メディカルアロマのエキスパートを目指す!アロマ国際資格「IFPA」
オンデマンドで好きな時間に学べるようになりました!
>>詳しくはこちら
+―――――――――――――――――――――――――――――――――+

Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

line

今年から畑でヤマトトウキ(大和当帰)を育てています。

以前、奈良県宇陀市室生の民宿に宿泊した際、このヤマトトウキの葉を天ぷら、味噌汁の具として出してくださったのですが、これがとっても美味しくて感動したのです!
いつか自分もこれを育てたいと思っていましたが生薬なので以前は一般人は栽培したりできないと言われたことがあったので諦めていました。
ところが! 今年、同じ宇陀市松山の道の駅で苗を見つけ、なんだ、売ってる! と喜んで購入して畑に植えました。
ヤマトトウキの香りはセロリに近く、乾燥した葉を粉砕して塩と混ぜたハーブソルトも人気です。

奈良県が振興している植物で、和にも洋にも合う食材です。今年は自分で作れるので嬉しいです。
ヤマトトウキの根は漢方薬の当帰の材料として栽培されています。学名はAngelica acutilobaです。

女性の疾患や不調、つまり、血の道の問題に使用されてきました。
ミヤマトウキ Angelica sinensis var.iwatensis も昔はあったとのことですが、今は流通していないようです。
中国でトウキといえばAngelica sinensisを指すようで、こちらは唐当帰と呼ばれます。

このヤマトトウキからも精油が採れるのですが、生薬である根からの精油の抽出は許可されていないのでしょうか、ネットで調べると葉からの精油しか見あたりません。

しかも超高価!
そこで代わりになる精油はないか?ということになるのですが、あります!

ヤマトトウキと同じセリ科の植物にはアロマセラピーではアニシード、フェンネルシード、アンジェリカ(根および種子)などがありますが、これらもヤマトトウキのように血の道の不調に昔から使われてきました。
実は、アロマセラピーで用いることのあるアンジェリカの精油はヤマトトウキに最も近く、和名はセイヨウトウキで学名はAngelica archangelica です。
ヨーロッパではお菓子の飾りとして茎が砂糖漬けになったものが食品として使用されてきました。

アンジェリカは根や種子から精油が採れますが、根の精油は光毒性が強いため、使用の方法に注意が必要です。そのため、おすすめは種子からの精油です。
古い木の棚の扉を開けた時のようなほっこりする香りで、私は嫌いではありませんが、一般受けはしないかもしれません。

私自身は月経関連のトラブルがなかったので、お世話にはあまりならなかったのですが、自分の中では同じく血の道のトラブル全般に使われるシソ科のクラリセージと同じカテゴリーに入れています。
香りのノートも両方とも落ち着くミドルからベースのノートですので、チャクラとしては第一チャクラから第二チャクラに響く香りです。
利尿作用が高く、月経開始の約2週間前の黄体期に現れる身体のむくみにもおすすめです。

 

+―――――――――――――――――――――――――――――――――+
メディカルアロマのエキスパートを目指す!アロマ国際資格「IFPA」
オンデマンドで好きな時間に学べるようになりました!
>>詳しくはこちら
+―――――――――――――――――――――――――――――――――+

Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

line
お問い合わせ グループ採用情報