月別アーカイブ:2024年8月

鬼滅の刃のアニメシリーズ、柱稽古編のエピソード7の中で岩柱である悲鳴嶼行冥の修行を受ける竈門炭治郎が大きな丸い岩を一町押し動かすというシーンがあるのですが、ここに私の教えるトリートメントと共通する力学があるのです。

 

授業では体幹と下半身が主であり、腕や手は従であることをしっかりと教えています。

 

クライアントにとって最も気持ちよく、そして何よりも、セラピストの身体に負担がなく、小さな身体の人も大きな力が出せる身体の使い方なのです。

 

これは踊りであってもスポーツであっても同じです。
運動力学なのです。

 

深い圧をかけなければならないときほどしっかりと下半身から力を出す必要があります。

 

どういうわけか、すでにトリートメントを学んだ経験がある人ほどこれが理解できない、できない人が多いのです。でも、これをしっかり身体に覚えこませれば、今後、どんなトリートメントテクニックを学ぼうと、間違いなく上手に使いこなせるようになります。

 

たとえ、それがボッダー式リンパドレナージのような超繊細、超軽い圧のトリートメントであっても身体の使い方は強い圧の時と全く同じなのです。

 

 

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Category / アロマコラム

Author / Kazue Gill

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長年、私は緩和ケア病棟でアロマセラピーの施術をさせていただいてきました。

 

今、がんは死亡原因の第一位となっていますが、それでも医療従事者の方でもない限り、自分や身近な人ががんを発症するまではその辛さについてあまり把握できていないと思います。
ということはその時が来たら心の準備ができていないかも?出来たら自分は準備しておきたい。
 

私の両親は二人とも何年もかけて緩慢に進行する肝臓がんで70代前半で亡くなりました。
ですので、私自身は長年、死というもの、がんというものに向き合ってきたように思います。
 

シシリー・ソンダースという英国のホスピスの草分けの医師が提唱した「トータルペイン(全人的苦痛」という、痛みに関する概念を提唱した方がおられます。
 

現在も緩和ケアにおいてはこの概念は基本的な考え方として受け継がれています。
トータルペインとは肉体的な痛み、精神的な痛み、社会的な痛み、霊的痛みの4つの痛みのことであり、がん患者、特に末期において顕著になってきます。
 

ただ、これは本当に人によってさまざまであり、その方のそれまでの人生の歩み、ものの考え方、死生観、家族や親しい人との関係、経済状態、緩和ケアによるサポートのあるなし、など様々な要素によってこれらの痛みは左右されるのです。
 

私が常日頃、本当に素晴らしいなと思っているのは、緩和ケアに携わる多くの医師やメディカルスタッフの方々が、日々このような終末期の患者さんの心と身体をどうやったらもっと楽にして差し上げられるかについて常に勉強をされているということです。
 

緩和ケアもどんどん進歩し、在宅での看取りも希望すれば可能になってきました。とても頼もしいことです。
 

私の住む明日香村にはうれしいことに地域医療に貢献度が高かった医師に送られる赤ひげ大賞を2024年に受賞された武田 以知郎先生がおられます。「明日香に生きる」というドキュメンタリー映画でも紹介されています。
こんな素晴らしい先生が自分の住む村にいてくださることが心強いです。
 

それから、死を目前に控えた愛する人を前に、家族は無力感を感じることも多い中で、セラピストがアロマセラピーの施術をするだけではなく、子供やパートナー、家族が簡単でよいから良い香りのマッサージオイルで心を込めて手足を軽擦してあげることは患者本人だけではなく、家族にとっても心の救いになり得ます。
 

実際にそのようにして痛みが楽になった患者さんも過去におられました。

その時、喜んでいるのは患者さんだけではなく、家族さんも喜んでおられるのです。
タッチの力、香りの力を一般の人にも広げていけたらいいなといつも思っています。
 

こんな病気の時だけではなく、なにか辛いことがあったら家族まるごとが助けられるものですので、これをもっと社会に広めていきたいと思います。
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Author / Kazue Gill

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August 01 2024

明日香で暮らす


 
一ヶ月ほど前から家の近所にある明日香スタンド(旧岡本邸)さんのお庭作りのお手伝いをしています。
明日香スタンドの運営チームのお一人である久住一友さんのコンセプトがとても好きです。

 

「まちづくり、というと大げさだけど、近くに美味しいパン屋さんがあったらいいなとか、小さな子と一緒に出かけられる場所が増えるといいなとか、「あったらいいな」は誰でも考えたことありますよね。
でもその先は誰かしてくれるだろう。どこか他人任せではありませんか。
政治や誰かに任せるだけではなく、住みたい町は自分たちで作ろう」。とても共感します。

 

幸い明日香村は五千人ほどの村なので、ネットワークが色々あって、良いことはやってやろう、手を貸してやろうという意気込みの方が多いような気がします。
今日のところはエントランスをきれいにし、草引きをして、今後の作業の順番を決めました。
すでに庭に生えている植物の何を残して何を入れ替えるかを相談し始めています。
作業しながら岡本さんから明日香の昔の暮らしや村の人達のお話、植物のことなどお聞きすることができて、とても楽しく、勉強にもなります。

 

ぜひ、明日香にいらっしゃったら明日香スタンドにお立ち寄りください。
また、レンタルもできるので、ここでイベントしたい方も募集中です。
私もそのうち何かしたいと思っています。

 

でも、まずはお庭。毎月1回くらいのペースで庭作りの仲間で作業していく予定です。

 

明日香スタンド
https://asukastand.com/

 

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