精油の効果は基材で決まる
精油を身体に使用する時は様々な基材に希釈します。
基材をどう選ぶかによって精油の効果を生かすことも殺すことも出来てしまいます。
まず、精油は低分子の揮発性の高い化合物の集合体です。
この、揮発性の高い、というところが重要なポイントです。
汗疹(あせも)
たとえば、夏に多いあせもは、通気性の悪い衣類で汗が排出できず、
汗腺に溜まった汗による刺激が起き、
皮膚が蒸れることによってバクテリアやカビが繁殖することなどで、
皮膚に炎症が起きて赤いポツポツが出て、痒みが起きますが、
あせもには殺菌と消炎作用の高い精油がとても効果的です。
あせもに適した基材はジェルやローションなど、
精油の揮発を抑えつつ、速やかに皮膚に浸透してくれる基材が適しています。
精油を水に混ぜて塗布した場合、
高い体温によって皮膚に作用する前に精油が蒸発してしまいます。
これではせっかくの精油が無駄になってしまいます。
また、植物油やベビーオイルもあせもの基材として適切ではありません。
皮膚に対して植物油はある程度、ベビーオイルは高い被覆効果があるため、
汗腺が詰まった状態にはより、悪化させる原因となりかねません。
植物油は一方で、硬くなった皮脂を溶かし毛穴の詰まりを改善することが出来るので、
ニキビには意外に適しているのです。
あせもにおすすめの精油は
ティートリー、ゼラニウム、ローズ、タイムリナロールのブレンドです。
ぜひお試しください。
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