こころのデトックス
ゴールデンウィークは久しぶりに10日間の休みをいただいて、ヒマラヤの国、ネパールにショートトレッキングに行ってきました。
ハービスプラザの3階にある「風の旅行社」の企画ツアーで、参加したのは私と夫、そして、関西から2名、千葉県から1名の5名で、ネパール人のガイド1名、サブガイド2名、ポーター3名の11名のグループです。
一日目は首都カトマンズからバンで西へ6時間、そのあと、ベシサハールでジープに乗り換えて未舗装のガタガタ道をダラパニ(1963m)まで6時間揺られていきました。遠くから見たら断崖絶壁にちょっとついた溝のような道もあり、そんな道の途中、私たちの道のさらに上に道を作る工事のため、ダイナマイトで岩を吹き飛ばしているところで少し足止めされました。
しばらくして大きな爆発音の後、直径2メートルくらいの岩が私たちの目の前を通って200メートルくらい下の川に落ちていくのを目にしました。すでにこの時点でスリル満点です。
30年近く昔、私と夫でこのベシサハールから、ポーターもガイドもつけずに徒歩で北に向かい、アンナプルナの北側を回ってくる17日間のトレッキングに行きましたが、そのとき通った5400メートルのトロン峠で、最近20名ほどが命を落としたとの話を聞き、私たちはあの時ラッキーだったと思いました。
今回は、ダラパニから毎日6時間から7時間の歩行を5日間行う、それほど危険ではない中級者向けのトレッキングで、シャクナゲの咲き乱れる5月の爽やかな山道を歩きました。ただ、標高が二日目にしてカルツェ(2700m)から一気に3710mのビムタンに向かい、その翌日にはマナスルを一望するポンカルタール湖4100mまで行くため、高山病の心配がありました。前のトレッキングから30歳近くも齢を取っているわけですから、用心して高山病予防の薬を飲み、血中酸素濃度と脈拍も毎日朝晩、ガイドの方が計測してくださり、おかげで高山病になることもなく、無事、トレッキングを楽しむことができました。ただ、高山病予防薬は、手足にしびれを感じる、頻尿になる、飲み終わってから後はいつもより浮腫む感じがあり、できればもう二度と飲みたくないと思いました。
美しいヒマラヤの雪山の景色が素晴らしかったのは当然でしたが、4日間ほどは電話もネットも通じない山奥で、お風呂にも入れない生活でしたが、これにより、こころのデトックスができました。皆様もぜひ、一度ネパールの雪山を見に行ってください。カトマンズではたまたま、チベタンシンギングボールの専門店を見つけ、一つ買うことができたのも良かったです。
プチ断食に行ってまいりました。
主催されたのは、神主、かつ住職である町田宋鳳という方です。14歳で出家、大徳寺に入られた後、渡米、ハーバード大学神学部で修士号、ペンシルバニア大学東洋学部で博士号を得たのち、日本の多くの大学で宗教について教鞭をとったのち、静岡県御殿場市に無宗派寺院「ありがとう寺」を開かれた方で、日本では「ありがとう断食セミナー」を年に数回、ありがとう禅「風の集い」を数回開催されておられます。
2年前のあるセミナーで初めてお会いし、今、やっとこの断食セミナーに参加することができました。友人の看護師さんと二人で参加、たった二泊三日でしたが、思ったより、食べないのはつらい、ということです。二人とも、食べることが大好きで、私など、一日に4食食べてしまうこともあり、ドンドン体重が増える一方だったのと、26年前、6か月のインド放浪の旅でおなかを壊し続け、食べ物もそれほど食べずに旅行したため、図らずも、断食、デトックスを経験したあと、イギリスに帰国したところ、今までの人生で頭の回転、記憶力が最高にアップし、味覚や嗅覚もするどくなった経験があるため、断食やデトックスの効果にはすでに気が付いていたことがあります。
それに加え、この断食が単に断食をするだけではなく、「ありがとう」や「般若心経」を一日に何度も唱えるセッションがあることが、私が興味を持った理由です。唱えすぎてのどを痛めましたが。
総勢42名の参加者は男女半々で、会社の経営者や医師などもおられて、みんなでありがとうを唱えているときは、声が素晴らしい共鳴をし、倍音が醸し出されて、音の力を感じました。その中でも、だれよりも力強く素晴らしい声でありがとうを唱える町田先生は67歳ですが、まだ50代に見えるほど若々しく、ご自身の教えを体現されておられました。
あまり、内容をしっかり確認せず参加したので、最終日の朝に宿便を出す、というのは到着してから知りました。
断食明けの食事は、どんぶりに5杯のお湯に、大きな梅干を少なくとも合計8個は入れて飲んだ後、ふろふき大根を食べ、生野菜を山盛り食べる、最後に卵やバターを使わないパンとミルクティーを飲むというものでした。
ということで、すっきりいたしました。
ありがとうございました!
たくましく生きるとは
先日、自然分娩で有名な吉村医院で5年間婦長として勤務した岡野眞規代さんの講演を聞きに行ってきました。その中で人間社会そのものを変えてしまう現代医療、西洋医学の問題点が浮き彫りにされていました。
簡単にいうと、人間が持つ自然の力が今の医療システムの中でどんどん奪われていき、人間は医療に頼らなければ子供も産めない、健康にもなれない、安全に死ねない、と国民が思い込まされるような仕組みが出来上がってしまっているということです。
日本で西洋医学が普及しはじめたのはたかだか100年以内のことです。でも、それまでも日本人は1000年、2000年、3000年の昔から途絶えることなく生きながらえてきました。
何かあるとすぐに抗生物質を与え、インフルエンザが流行れば、タミフルやワクチンが注射され、清潔にしましょうと、そこいらじゅう殺菌することで、人間の持っている免疫力が鍛えられる機会が奪われてしまっています。その一方で耐性菌をドンドン作り出していっています。私が子供の頃には、インフルエンザの薬もなかったです。 かといって、そういうもので知っている人が死んだという話もありませんでした。辛かったら解熱剤でも飲んで寝ていれば、自然に経過し、治ってしまっていました。
妊婦さんは家で子供を産んでいましたし、そういえば、イギリス人の私の夫でさえも、病院ではなく家で生まれたと言っていました。昔は50人に一人だった帝王切開が、いまや6人に一人が帝王切開になってしまったというのはなぜでしょう?
生活が便利になってお母さんの足腰が弱ってきたから、というのが一つ、もう一つは病院の都合がいいから、待ちたくないから、何かあったときに訴えられたくないから、という理由です。
吉村医院の院長は数十年、自然分娩をやってきて訴えらたことはありません。院長と妊婦さんの間には心が通うコミュニケーションがあり、それが信頼を築いていったからです。
また、お母さんと赤ちゃんは、本当は生まれた瞬間からずっと一緒にいることで、心も身体も最高の元気な子供に育つために必要なホルモンが出てきたり、神経の発達、おこるべき身体の変化が起きるようになっているのにもかかわらず、病院ではいきなり引き離されてしまうのです。赤ちゃんは暗い子宮の中から引っ張り出されて、こうこうとまぶしい電気が付いた分娩室の光のせいで目を開けることも出来ず、母親の心臓の音も聞こえなくなって恐怖で泣き続けます。この時のストレスホルモンがどれだけ赤ちゃんの脳に影響を与えていることか。自然分娩では暗い部屋で産むので、赤ちゃんはすぐにぱっちりと目を開け、お母さんの身体の上に乗せられるとあっという間に泣き止むのだそうです。
一方で、人が死ぬ瞬間、一番その人の近くにいるのは家族ではなく、医療スタッフであることもしばしばです。愛する人がこの世にやって来る瞬間とこの世から去る瞬間、当事者たちは無力になり、代わりに他人が支配するという社会はどう考えても、非常におかしいと思います。医療費が増え続けているのも、そこに理由があるのではないでしょうか?
どちらにしても、運動と正しい食事、スキンシップと愛がないと健康からも、幸せからも遠ざかっていくのは間違いないと思います。
10年目のアロエ収穫
10年くらい前に山のゴミ拾いボランティアでレスキューしてきたキダチアロエの鉢をずっと家で育ててきました。
今年は育ちが良すぎて、刈りこむ必要が出てきました。
捨てるのはもったいないので、色々調べて使うことにしました。アロエの汁をそのまま乾燥して白くなった‘かかと’に塗ったら、今まで何を使っても改善しなかったのが見違えるようになりました。
さすがサボテンの仲間、どんな過酷な暑さでも、取り込んだ水分は絶対逃さないという、その妥協のない性質はドライスキンの方には朗報です。刈り取った量がとても多かったので、これを絞ったものを保存することにしました。
アロエを使ったレシピを紹介しますので、みなさんもぜひお試しください。
アロエレシピ
1.アロエを洗う。
2.アロエのとげを切り取って、1cmの厚みに切り、シンクバッグに入れます。
3.その袋をギューギューと絞り、汁を出します。もう出ないかなと思っても意外にまだまだ出てきます。
4.保存がきくように、無水エタノールをほんの少し入れます。この状態でボトルに小分けします。
*冷凍保存ならエタノールは入れなくてもいいと思います。
5.1本だけ残してあとは冷凍に。
残った1本はネロリの芳香蒸留水で希釈して、お顔にも身体にも使えるようにしました。
髪の毛につけてもいいですよ。ドライになってしまった髪がしっとりします。
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