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2011August24
~ソレイユ便り~「高山オークヴィレッジ」
こんにちは!
ソレイユスタッフの宮畑です。
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一足早く夏休みの小旅行を楽しんできました。
今回の目的地は、国産アロマを作っている会社、「yuica」
というブランドで日本の木の精油を作っているところです。・・ここの精油はJEAスクールでも取り扱っていて、岐阜県の高山市清見にあり、「高山オークヴィレッジ」の中にあります。京都から直行で高速バスが走っており、意外と行きやすい場所でした。
雲に半分隠れていますが、乗鞍岳が見えています。・・美しい山々と、きれいな水(清見の「み」は昔「水」だったそうです)、伸びやかな田舎の風景が広がっていました。京都は雨だったのに、あちらは青空が見えていてラッキーでした。
突然一人で訪問したのにも関わらず、とっても丁寧に、精油を作っているところも、
精製、梱包しているところも案内していただき、手入れの行きとどいた里山で原木も見せてもらいました。・・
ヒノキ、スギ、クロモジ、モミ、サンショ、ニオイコブシ、ミズメザクラなど(写真はヒノキ葉木とクロモジ)山深いところですが、やはり原木を集めてくるのが、大変なことのようです。
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間違えず、また、伐採してしまわず次回も採集できるように。
下草を刈ったり、地面にまで陽の光が届くように山の守りをしてくださっている方々がいて、
木は育ち、山は美しいんですね。その方々の努力だそうです。山と木を守らないと、里も水も海も守れない。
日本の林業のためにも、このような森を活用する産業が広く根付いてほしいですよね。・
2、粉砕
粉砕機で細かく砕かれた原木
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・もう、あたりは樹の香りでいっぱいです。・3、水蒸気蒸留
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ムッと熱い建物内、教科書で見た水蒸気蒸留の機械がありました。小さな釜で少しづつ作ることで、新鮮なものを13種類作っているそうです。
この装置も地元の業者に設計図を引いて、一緒一からに作ってきたそうです。
なんだか手作り感あって、よかったです。
そして、なんといっても「水」
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・清らかな水が確保されていて、年間通して温度があまり変わらない井戸水で、
熱い釜から蒸し終わった材料を機械で吊りあげます。この後、とりたてのウォーターをペットボトルにつめてもらっちゃいました。(ラッキー)
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4、精製
集められた精油は、クロマトグラフィーで成分チェック。・
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ペットボトルにつめられ、精製作業に入ります。よく見ると、集められたばかりの精油は、なんとなく薄く白濁しています。
細かい水の粒が溶け込んでいるので、精製し、クリアな精油になります。
写真は精製する作業台ですが、このときは別の作業台で、
小瓶に詰められた精油にラベルを貼って、箱詰めをなさってました。・
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お若いお嬢さんがお二人でなさってたのですが、この部屋がとっても素敵なロフトでした。そうなんです、この会社なんだか、軽井沢の別荘風。(見たことないけど)
「この建物は何ですか?なんか会社っていう感じではないですね。」とお聞きすると、
「元菅原文太さんの別荘です。社長のお友達だったので」
それで納得。
こんなところで働いたら、病気の人も健康になりそうなところでした。
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この会社「正プラス株式会社」は、もともと、建築や家具の会社というか母体から出発しているそうです。精油作りは、その木屑を何かに生かせないかというところから出てきたらしいので、
なんだかとっても素人っぽくて、手作り感があって、私は好きでした。隣の家具工場でも、素敵な机やいす、雑貨がありました。
ショールームも広々していて、木の家具好きにはたまらないところでした。・
本当に素敵な所で、木の香りを胸一杯に吸って、元気になって帰ってきました。
精油を作った木でスモークしたチキンも、予約しておけばたべられるんです。
(予約しないと食べられなかった。)・秋の紅葉の頃はまた一段と美しいでしょうね。
11月には雪の便りも聞かれるというので、10月中までがお勧めですよ。・ぜひ、もう一度行きたいソレイユスタッフ宮畑でした。
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