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2024December09
【呼吸法でトレーニング】阪田先生
皆さま、今年も残すところあと少しとなりました。
いかがお過ごしでしょうか。つい最近、長い間ソレイユでアロマセラピーの活動をさせていただいている
心療内科でのアロマの会で、ご参加の皆さんと「2024年を振り返って想い出深い出来事」について
みんなでシェアしました。今年は能登半島地震があり、お米がなくなる騒動が起き、物価が高騰し・・・といった
内容が話題にあがりました。私自身は、今までで一番日々の過ぎ去るスピードの速さを感じ、今年は何をやっていたんだろう??
と何も思い出せない状況でしたが、参加者の皆さんのお話を伺うと、あぁ、、そうだったな、色々あったな、、と
改めて2024年は混乱の多かった年だったなと思い返しました。ところで、皆さまはつい最近のギル先生のインスタライブをご覧になられましたか?
>>URLはこちらまたは12月5日のソレイユオープンデイに参加されたりしましたか?
インスタライブでギル先生は「呼吸」の話をされて、その翌日のソレイユオープンデイでは
実際に「調息」のワークをされました。この混乱を極めたといっても過言ではない、2024年の様々な出来事に心が落ち着かない、
穏やかでいられない、不安が募る・・・といった方も少なくないのではないでしょうか。
そんな時にまさにピッタリのお話とワークでした。ギル先生もインスタライブの中でおっしゃっていましたが呼吸は自律神経によって
自動的に調整されている機能でありながら、自分でもコントロールができる身体機能です。心が乱れると呼吸も乱れますし、心が穏やかだと呼吸もゆっくり穏やかです。
様々な心が乱れるような出来事がある時にこそ、呼吸を意識的に調えることは
心の安定につながります。日頃、私も様々な呼吸法を取り入れているのですが、ちょっとした不調、例えば
首や肩の凝り、頭が重い、食欲がない、冷え、などは呼吸をしっかりと行うことで
大抵の場合、体調がよくなります。この秋にはある人とのつながりで、歌手の方が行っているボイストレーニングの初級編で
行う、呼吸法を学んできました。このボイストレーニングの始めの主なトレーニングは腹圧呼吸の練習で
このトレーニングの目標は、自分の本当の音「本音」を出せるようになろうというものなのです。多くの人は日頃、自分の本当の音「本音」を出さずに、生活しているようなのです。
本音を出していないことで、知らず知らずのうちに本当の自分を押し殺していたり
自分に自信が持てなくなったり、諦めてしまったりすることに繋がるんだそうです。それを自分の本当の音に気付き、出せるようになることで潜在能力が開花して
本来の自分を生きることができるようになる、そんなすごいトレーニング!ということで
ちょっとワクワクした気持ちで、いざ、トレーニングへ!始めは、まず息を吐ききるところからのスタート。
この息を吐く時に、恥骨を下向きになるように腰を立てて、丹田にグ―――っと力を
入れて息をス―――――っともうこれ以上は無理!!という以上に吐ききります。
もう苦しくて無理無理~~~っとなったところで、息を吸い込む。これを何度も何度も行うのです。
そうすると、ジワッと汗ばむくらい熱くなってきます。
息の循環が良くなると血液循環もよくなるのが、わかります。呼吸も循環、出ていけば入ってくる。
そういえば、身体の機能もあらゆるものがそうですね。
要らないものは身体の外へ出ていき、また新たなものを取り入れる。
私たちの生活のいろんな場面にも、このような循環がありますよね。
要らないものを手放せば、また新しいものが入ってくる。。とか。。そして、このトレーニングを毎日続けていくことで、丹田が鍛えられて
精神的に安定し、どんな大変な事が起こっても乗り越えれる力がつくのだとか。これは、チャクラの視点から見ると第1、第2チャクラのエネルギーが高くなるということで
第1チャクラはまさに自分の生命エネルギーの土台となるエネルギーポイントですし
第2チャクラは感情表現、自己実現のエネルギーポイントですから
この部分をしっかりと鍛えることは、揺るぎのない自分を育てるのにとても大事ということがわかります。また、腹圧を上げると背骨や内臓の位置も正位置に戻るのだそうです。
そうするともちろん、神経伝達も各内臓の働きも自然とよくなっていきますよね。丹田を鍛えるって、すごいですね♪
その他、音波の話や周波数などの興味深いお話も盛り盛りの2時間半を過ごし、
すっかりこのトレーニングにハマりこんだ私は、ここ数カ月、毎日このトレーニングを
しています(笑)そして、このトレーニングの結果、お腹が少し引き締まりました(笑)
ですが、身体の変化というよりはどちらかというと精神面への影響が大きいように
感じます。確かに「もう無理~~」、「私だとこれくらいかな」と自分で制限をつけていたことが
もうひと頑張りできるようになり!(いや、もうちょっとできる!まだいける!という感じ)
ちょっとやそっとのことで、あたふたしないようになりました!← これは良いのかどうなのか??いつも安心できる、自分に自信が持てるような心持ちになるためには
まず身体の状態を変えていくと、より心の状態変化を実感しやすいなと思ったトレーニングでした。そして、そのトレーニングの基礎はやっぱり「呼吸」です。
ここから、私はさらに自分の本当の音を出せるようにトレーニングを続けてみようと
思います♪皆さまも、是非丹田を意識して呼吸を♡
心穏やかに寛いで、良い年末年始をお過ごしください。 -
2024November19
【タイ定番の香りアイテム】細尾先生
皆様、こんにちは!講師の細尾です。
11月に入り、寒い日があったり、暖かい日があったり、
朝晩の寒暖差があったりと変な気候の日々ですが
皆様、どうお過ごしでしょうか?
私はつい最近タイのバンコクに行ってきました。
日本を出た11/1は秋とは思えない暖かい気温だったためか、
暑いタイについても気温差で体調を崩すことなく、
3日間の滞在中、身体は好調でした。でも11/5に帰国した際にはさすがに日本も秋モードになっており、
気温差と旅疲れなのか、寝汗など2日ほど体調がおかしくなりました。
自律神経のバランスが乱れたんでしょうね。おかげ様ですぐ元の調子に戻りましたが、
ただでさえ、自律神経乱れやすい年頃なので、
次タイに行くのは日本とあまり気温差の無い夏にしようと思いました。
ところで、皆さんはタイといえば何を思い浮かべますか?スイカスムージーやココナッツジュース?
タイ料理?
タイパンツ?
タイ古式マッサージ?
煌びやかなお寺?
もつれた電線?
トゥクトゥク?
いえ、ヤードムでしょう?!
ヤードムみなさんご存知ですか?
ヤードムはタイ語で「薬」を意味する「ヤー」と「嗅ぐ」という意味の「ドム」が合わさった言葉で、
タイの定番の嗅ぎ薬です。メントールやユーカリ、カンファー、ボルネオールなどの植物由来の成分をブレンドした
精油の香りをかぐことで、眠気覚ましや鼻づまり解消、気分転換などに効果があります。一年中暑いタイの人たちが暑さに負けず元気に暮らすために昔から使っておられる
植物療法といったところでしょうか。タイ人なら老若男女だいたい常備していて、
学校でも、職場でも、家でも、外出先でも
必要を感じたらさっと出して
蓋を開け、鼻の前や鼻に押し当てたり、
鼻につっこんだり(たぶんこれは男性だけ)して香りを嗅ぎます。空港でも荷物預かりカウンターの女性スタッフが
ヤードム片手で嗅ぎながら仕事をしているのを見ました。
深夜だったので眠かったのでしょう。ヤードムは色々なメーカー、種類があり、空港やコンビニ、薬局など
そこいらじゅうで販売されています。例えばこれは日本でも売っているのを見かける液体タイプのもの。
いろいろな香りの種類がありますが、
一般受けする香りのものが多いように思います。底部もあけられて液体が入っており、その液体を直接身体に塗布もできます。で、これはあまり日本では売っていないが
タイではポピュラーなもの。
ハーブがそのまま入っています。
こちらも色々な香りがあるのかもしれませんが、
私が購入したものはスパイスカレーのような香りがしています。お土産用に小さいボトルセットも販売されています。こっちのタイプはさすがに鼻に差し込んでる人みたことないですね(;^ω^)
どちらもタイ好きなら「見たことある~」とか「買ったことある~」というものですが
世間一般には知られていないようで、私の周りも大半知りませんでした。でも、これはアロマセラピストなら知っているはず。
『アロマインヘーラー』です。
好きな精油を入れて持ち歩ける携帯容器です。
気分転換などに使います。
精油の先進国であるヨーロッパの医療現場でも
精神的不安を和らげるためなどに使われています。
Aromashopでも販売されています。>>詳細はこちらこれらを使って作ります。
①まずスティックに精油を5滴ほど垂らします。
全部で5滴ほどなので、1種類の精油でも
数種類でも、とにかく全部5滴ほどです。
②スティックに中筒を差し込みます。
③中筒の底にしっかりとフタをします。
④外側の筒へ差し込みネジ部を絞めて完成です。
⑤香りを嗅ぐときに、ネジ部を開けて中筒を鼻孔にあててください。
どうですか?
お察しのとおり、手作りヤードムといったところです。国が違えど、香りを持ち歩いて生活に役立てる方法は同じ!
面白いですね!私はタイのヤードムもヨーロッパのアロマインヘーラーも
両方つかって、忙しい毎日を少しでも機嫌よく過ごしていこうと思います♪いま風邪などひきやすい時期ですので、
ご機嫌維持による免疫キープで体調管理にも役立ちそうですね!皆様も是非~♪♪♪
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2024October09
【新型コロナウイルス感染時の嗅覚異常】松尾先生
JEA講師の松尾です。
やっと少し秋を感じられるようになりましたね。
木々の香り、花の香り、風の香り、いろいろなものを楽しめそうです。今回はアロマセラピーにとってとても大切な嗅覚の恩恵について
自身が体験した新型コロナウィルス(COVID-19)感染時の嗅覚異常を通して
感じたことをまとめてみました。いわゆるコロナ禍の3~4年は感染しなかったのですが、
初めて感染したのは今年6月のことでした。一般的に言われる風邪の症状と激しい喉の痛みが主で
熱は少しいつもより高いかな程度でした。嗅覚がなくなったのは発熱の日から数えて5日目。
それまでのほうが症状的には辛く、喉の痛みがましになったかなという朝でした。なぜ気づいたかというと、職業がら気にしていたこともありますが、
毎朝晩、ローズウォーター(ローズ生体水)を顔にスプレーするので
5日目の朝、全く香りがしないことにすぐ気がつきました。
4日目の夜までは香りがはっきりしていたのです。嗅覚異常は回復期に起こりやすいと聞いていましたが、やっぱりそうだなと。
「これはまずい・・・」と思いすぐさま精油を取り出しました。まずは持っている精油を全部嗅いでみる。
ほとんどの香りがわかりませんでした。かなりショックでした。とはいえ、せっかく精油があるのですから、
すぐさまトレーニング開始です。一般的には、
フローラル系(ローズなど)
柑橘系(レモンなど)
森林系(ユーカリなど)
スパイス系(クローブなど)と言われますが、私はとりあえず全部を嗅ぎ、そこから絞っていきました。
なぜかというと、かすかにでもわかる香りがあるというのがとても救いだったからです。1日目、かすかにわかる香りがありました。
それは甘い香り。安息香とローマンカモミール。
通常わかるレベルを10とすると1程度。
ユーカリラディアータとラヴィンサラが0.5程度。かなりかすかです。それからは安息香とローマンカモミールを心の支えに他の香りのレベルを計る毎日。
精油瓶を直接鼻の下に持ってきて数秒嗅ぐのですが、
通常なら強すぎるはずが全く香らないのですから不思議。
勢いあまって鼻から吸い上げてしまうのではないかと思ったぐらいです。
(危険ですから絶対にしないように)この間、食べ物の香りもせず、なんとなくわかるのはやはり甘みと少しの塩味。
私は普段あまり賞味期限を気にせず、視覚と嗅覚で判断しているのですが、
さすがにこの時は嗅覚が働かないので、多くのものを処分せざる得ませんでした。あらためて、普段の生活の中でいかに嗅覚が大切で、
生活に彩りを与えてくれているかを実感しました。
そして嗅覚が本能的なもの、生きていくということに大きな役割を
果たしてることに納得しました。精油に話を戻しまして、、、
しばらく続けて、次に香りがかすかにわかってきたのは、
ラベンダー、ローズマリー、オレンジで0.5程度、
ゼラニウム、ローズが0.1程度。朝、夜と1日2回トレーニングをしていましたが、夜より朝のほうが香りがしました。
そして発熱から9日目(嗅覚をなくしてから5日目)の夜、回復の兆しがありました!
10ではないですが、5~7レベルまで一気に上がったのです。
この瞬間、「戻る!」と初めて自分でも確信しました。実際に全ての精油がレベル10まで戻ったのは
発熱から13日目(嗅覚をなくしてから9日目)でした。多くの場合、何もしなくても嗅覚は回復すると言われていますが
まれにある種の香りがわからない状態が続く場合もあるようです。今回も精油で戻ったかどうかはわかりませんが、
普段から香りが身近にあったおかげで早く気づき、
自分なりにトレーニングできたことはよかったかなと思っています。そして何より香りが嗅げることの恩恵をとても実感できたことが大きな経験となりました。
私は医療機関でのアロマセラピストの活動が多いのですが、
症状が重篤であればあるほど、香りに喜ばれる、反応されるケースをたくさん見せていただきました。皆さまや周りの方々にも様々な形で香りの恩恵が届くことを願っています。
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2024August08
【脳の報酬系とアロマセラピーの関係】宇川先生
皆さん こんにちは。
8月の講師ブログは宇川です☆前回(と言っても2月、時の流れは速いです)
バラの香りに癒されてる話を書きましたが、その続きです。
あの時何を書きたかったのかというと、
脳の報酬系の話をしようと思っていたのです。成功体験などの刺激で気分が良くなる→さらに頑張ろうと思う、
といった経験が誰にも多少あると思います。
その時に刺激を受けているのが脳のA10神経で、物質としてはドーパミンが関与します。ドーパミンはやる気を起こさせたり、気分を高揚させたりする物質です。
まちがえた方向に行くと薬物やアルコールといった依存症にも関わります。
そうそう!ちょっと話が脱線しますけど、
「むちゃ食い症」って今増えてるようなのですが聞いたことがありますか?
摂食障害の一つですが本人も周りの人も気づきにくく、
治療の機会が得にくいと問題になっています。
これも、報酬系にかかわる症状なのです。
・・・私も危ないかも・・・
と思って大好きな焼きたてパン買うのやめました~話を元に戻しますね。
アロマセラピーを勉強した(している)人には実感できると思うのですが、
A10神経というのは、おおまかに言うと脳幹から視床下部、大脳辺縁系、大脳新皮質の前頭連合野に到達します。
そしてドーパミンを放出することで気分に影響を与えるのです。このルート、アロマセラピーで勉強した嗅覚刺激と似ていませんか?
香りをかぐと気分が変わるメカニズムに通じますよね!やっと2月のブログ内容とつながりました~
ローズ精油にはこのドーパミンを放出させる成分が含まれているのです‼
めでたしめでたし。
ローズ以外にも役立つ脳内物質を出してくれる精油は沢山ありますよ!
テキスト持ってる人や動画受講の人は頑張って探してみてくださいね。
素敵な復習でさらに精油が好きになりますよ(^^♪
これから勉強してみたい皆さんは、ぜひJEAで受講してください♡そして、今絶賛限定発売中のブレンド精油がこれ!!
CALME VERT(カルムヴェール)
とても良い香りで、2本も買っちゃいました☆
初めてかいだ時の私の頭の中には、
早朝の木立ちの中を散歩しているさわやかなイメージが
思い浮かびました。そうだ、私もブレンドしてみよう!とやってみたところ、
どこを間違えたのか
材木やさんの前を通った時の材木そのものの香りになってしまいました。
ベースノートが効きすぎたのかな。
ある意味本物、とスクールスタッフに慰められた私です。まだまだ続く猛暑ですが、熱中症対策を万全に、
体調崩さないようにご自愛くださいね。
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