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2012June29
6月◇マンスリー講師ブログ(後編)◇
皆様お待たせいたしました~!
6月講師ブログ<後編>でございま~す!!
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<前編>をご覧になられていない方はまずは<前編>をご覧下さいませ~↓
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ではまず、クイズの答えは~
アロマセラピストやハーバリストには
一度は聞き覚えのある、スウェーデンの博物学者で
<分類学の父>ともいわれている
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『カール・フォン・リンネ』でした~!
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でも、なぜあの位置にリンネが入るのかって?
そうこの方、現在の植物の学名の基となっている《二名法》を体系化したお方。
リンネは植物を雄しべと雌しべの数や形に基づいて区分し、当時知られていた植物を7700種に分類。
この分類に用いた方法が、属と種小名の2つを列記する《二名法》なんですよね。
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とここまでは知っている人も多いと思うのですが、
本来の名前は『カール・リネウス』で、
学者として名を上げた1757年、
貴族に除せられると同時に得た姓が『フォン・リンネ』だった事や、
実はものすごいダンス好きで、
特にスウェーデン独特の3拍子のダンス〔 ポルスカ 〕を踊るのが
大好きな方だったって知ってました?
それもかなりの懲りようで、例え植物の調査旅行の途中であっても、
ダンス関連の催しがあると聞けば勇んで参加するほどのもの!!!
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リンネの親族や知人には音楽家が多く、
特に大叔父さまは音楽家から牧師へ、そして植物園を創設した方。
大叔父さまはこの植物園建設にあたり、ドイツのブレーメンに住む
音楽仲間たちから多くの種子を調達し、
この時、種子が送られてきた箱の中には、ヨーロッパ大陸で流行している
最新のポルスカの楽譜も詰め込まれていたそう。
子供だったリンネは、きっとこの植物園で、植物への興味を深め、
音楽とも深い関わりをつくっていったのでしょう。
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リンネが音楽と関わりが深かったことは
母国スウェーデンでは有名なお話のようで、
2007年のリネウス生誕300年の際には、
スウェーデンを中心に多くの行事が開催されたそうですが、
その行事のひとつに併せて、
私の元気の源、北欧系インストバンドDrakskip (ドレクスキップ)のルーツであり、
スウェーデンを代表するバンドである【ヴェーセン】が
《リネウス・ヴェーセン》というアルバムを制作しました。
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このアルバム、
リンネに関連の深いスウェーデンの伝統曲を
ヴェーセンの面々が丹念に調べ上げ、その関係性を明確にしたうえで
アルバムに使用する曲を選定し、ヴェーセン節を効かせながらも
聴くものが当時の情景を思い描くことができる秀逸作。
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…という事で、
ドレクスキップ→スウェーデン→ヴェーセン→ポルスカ→「●●●」→アロマセラピスト→細尾
の「●●●」に「リンネ」が入って
めでたく私につながりました~!!!
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わ~い!!!
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ファンとしては、どんなに遠い繋がりでも
嬉しいもんなんですよね~。
でもこの繋がりに気づいたのは割と最近。
私はこのアルバムを持っているのですが、
アルバム名が《リネウス・ヴェーセン》だったので、
中に入っている説明カードをよく読むまでは
あの『リンネ』と『リネウス』が同一人物だとは気づきませんでした。
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というか、ドレクスキップのライブで、
このアルバムの話を聞くまで、気づきませんでした~。
だってカードの字が以上に小さくて読む気にならなかったんですもん!
と開き直る。
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それにしても、リンネさん。
ちょっと興味沸いてきちゃったな。
色々調べてみると、
「花時計」なるユニークな時計を発明していたり、
植物探索がしやすいよう、ちょっと変わった服装をいつもしていたり、
学生さん達を課外授業に連れて行って、みんなを楽しくさせて
盛り上げすぎちゃって、「学問は厳かにするものだ。」って
職場で非難をされちゃったり。
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ちょっと変わり者…
・・
なんだか、どんどん親近感沸いてきました。
なんででしょうか?
まぁ、そのへんは深く考えないとして、
自分の好きなものや事って、どこか少しでも
自分につながる要素があるのかもしれませんね。
だから癒されるのかも。
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じゃあ、やっぱり今までどおり
自分のやりたい事をのびのびと
精一杯、気がすむまでやり続けよう!
と思う、細尾でした。
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みなさま、永らくのお付き合い、
誠にありがとうございました~!!!
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◎おまけ◎
自分のやりたい事をのびのびと、精一杯、気がすむまでやり続けている
ある日の細尾↓
ティン・ホイッスル始めました♪
・・
JEA講師:細尾
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