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2012April17
校長ギルのアロマなココロ「痛みと心」
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私たち人間は生きていると、人生の荒波にさらされて、齢を追うにつれ、身体にも心にも、無数の小さな傷を負っていきます。一応傷は治ったとしても、傷跡が残って心や身体のどこかを少し硬くしていく場合もあります。硬くなったものは切れやすく、傷つきやすくなる。お肌も筋肉もね。
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柔軟な心、柔軟な身体を維持すること。それは新たな傷を作らないことにもつながりますね。そして心も身体もそのほうが楽。
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ちょっとした無理による筋肉痛や怪我が、慢性的な痛みへと発展することもあれば、何の問題もなく、治ってしまう場合もある。その分かれ目にはどうも心が介在しているようです。
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セラピストとして学んでもらいたいことは、心の無意識の領域が、私たちの身体に大きく影響するということ。
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脳と筋肉は神経でつながっていますから、無意識レベルでいろんな信号を筋肉に送ってしまいます。
無意識の感情によって、知らないうちに筋肉に「収縮せよ!」というスイッチが入ってしまうことも多い。
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人間の防御の姿勢を考えてみれば、怒りの表情を見てみれば、どのへんの筋肉が緊張するか、だいたいわかりますよね。
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そんな筋肉のスイッチを切る方法にMET(マッスル・エネジー・テクニック)があります。スイッチを切っておかないと、筋肉は収縮しっぱなしで虚血状態になって、痛みを感じるようになり、その痛みがさらに筋肉を緊張させるという悪循環に陥ります。こうして慢性的なこりや痛みができあがるようです。
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とっても簡単な方法ですが、筋肉の性質をうまく利用したMETは揉むことなく筋肉をゆるめることができます。
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習っておいて損はない技術だと思います。
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ギル -
2012April16
◆休校のお知らせ◆
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◆休校のお知らせ◆
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ジャパン・エコール・デ・アロマテラピーでは、
誠に勝手ながら、4月29日(日)~5月6日(日)まで
京都校・大阪校ともに休校とさせて頂きます。
4月28日(土)は18:00まで営業、
5月7日(月)は10:00より通常営業いたします。
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スクールへのお問合せへのご返答、商品の受け渡しなどに関するご連絡は
5月7日(月)以降に順次対応させて頂きます。
皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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2012April12
校長ギルのアロマなココロ「イギリスのマッサージセラピスト」
最近、今年出版する予定の本のために、イギリスで活躍する何人かのセラピストに取材を行いました。
その中の一人がキース・ハントという男性です。//
昔、毎年のようにイギリスに研修ツアーを行って、クレア・マクスウェル・ハドソン・スクールでたくさんの日本人の生徒さんに学んでいただいていたのですが、毎回、病院見学を行っていました。キースさんは、ロイヤル・フリー・ホスピタルというロンドンでもっとも大きい総合病院のひとつで20年以上アロママッサージを行っておられる方です。
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キースさんが大事にしていることは「病院のクリニカルな雰囲気ではなく、できるだけ家族のような雰囲気を作ることと、いつも患者さんの家族のような目線を持ち、笑顔でいる」ということです。2000年に写した写真の彼の服装を見れば納得がいきます。
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大病院だけあって、海外からも難病患者さんもたくさん入院してきていますので、ありとあらゆる病気の方に対して施術を行っています。
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彼がこの病院でマッサージをするようになった最初の年は、一年間でマッサージを受けてくれた患者さんはたった60名ほどでした。それが、2000年には施術回数が年間1万回を越え、現在はなんと2万1千回に達しているとのことです!この回数を見れば、どれほどアロママッサージが患者さんに喜んでもらっているかが伺い知れますね。
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キースさんは補完療法チームリーダーとして雇用され、他のセラピストの方々と一緒に、毎日子供からお年寄りまで、すべての病棟でマッサージをしています。
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2000年に実際の施術風景を見学させていただいたときは、外来で化学療法の点滴を受けている患者さんの足をセラピストさんたちがマッサージしていました。
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日本でも、こんなことが実現する日が早く来ることを願います。
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ギル
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2012April09
4月◇マンスリー講師ブログ◇
皆さま、こんにちは!!
京都校でモジュール2実技、マタニティケアコースを担当しています松尾です。
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私ごとですが、3月末にニューヨークへ行ってきました。
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よくあるツアー旅行ではなく、自分でやりたいことを自分でするという部分が多く、
私は「ニューヨークのアロマセラピーってどんなだろう?」と思い、
一つ自分のミッションとしてセラピストさんに会いに行こう!!と決めました。
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まずは出発前にいろいろ検索してNY在住の日本人セラピストさんを発見、
メールで突撃交渉をし、会う約束を取り付けました。
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そしてNYに着いて翌日、地図と教えてもらった住所を片手に一人で地下鉄に乗ってご自宅を訪問。
マンハッタンの北の端で、着いてすぐだったこともあり思ったより遠くドキドキの旅でした。
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お会いしたNY在住20年以上のMさんは、NYでアロマセラピーを勉強された方で
今は自宅で施術・スクールもされていて、マンハッタンの美容室でフェイシャル中心の施術もされていました。
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ドキドキしながらお宅へ伺ったのですが、とても温かく迎え入れて下さり、
長く時間を取ってNYのアロマ事情などお話をしてくださりました。
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私もガイドブックを見て思っていたのですが、やはりヨーロッパに比べアメリカでは
「アロマセラピー」と銘打ってのお店は多くないとのこと。
どちらかというと「スェーディッシュマッサージ」もしくは「フェイシャルエステ」で使うという感じ。
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でも人の身体に触れるには州の資格が必要とのことで、フェイシャルとボディに分かれている
そうです。資格が取れるコースで学び、この資格を持っていないとNYでは人の身体に触れては
いけないそうです。日本より厳しい感じです。
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病院でのアロマの導入については、どちらかというと日本のほうが進んでいるように思いました。アメリカではやはりしっかりした精油のエビデンスが提示されないと難しいそうです。
訴訟社会ということもあるでしょうとおっしゃっていました。
イギリスには3度行ったことがあるのですがいろいろな点でヨーロッパとアメリカは事情が違うなあと感じました。
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とはいえ、やはり街中では合成香料を含め「香り」が溢れています。
日本人からしたらかなり「濃い」と感じるものもいっぱいですが、香りを楽しむというのは日常のようですね。
普通のマーケットにも精油は並んでいますが、セラピストは概ねネットで信頼できる
業者から直接取り寄せて購入していることが多いそうです。
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さて、Mさんはスクールをされていることもあり精油もたくさんお持ちでした。
珍しいところではフランキンセンスのCo2抽出、ジャスミンのCo2抽出、ロースオットーピンク、
ローズオットーホワイトなどなど。やはり価格は日本より格段に安かったです。
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フランキンセンスのCo2は本当にいい香りがしました!!
水蒸気抽出に比べるとトップの香りが強すぎず、「お香」というイメージがぴったりの落ち着いた深い香りに感じました。
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お話のあと、フェイシャルを中心に施術をしていただきました。
最後にはチャクラの調整もしてくださいました。
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マッサージに使ってもらったのはジャスミンとマグノリアの精油。
他にもクレンジングやパックなどにもオリジナルブレンドの精油が使われていて、顔の上で次から次に
いい香りがして、覚えておこう!と思っていたのですが、途中から意識がフワフワしてしまいました(*^_^*)
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NY滞在中は、他にもいろいろな分野のスペシャリストの方とお会いしてお話を聞くことができ、私の価値観にも大きな影響を受けました。
それと同時に、スクールの授業でも反映できるところがたくさんあったなあと思っていて、是非その辺りのお話も取り入れながら今後楽しく授業をしていきたいなあと思っています。/
/ ご興味ある方はお声かけ下さいませ!!
// JEA講師:松尾
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