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2012April17
校長ギルのアロマなココロ「痛みと心」
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私たち人間は生きていると、人生の荒波にさらされて、齢を追うにつれ、身体にも心にも、無数の小さな傷を負っていきます。一応傷は治ったとしても、傷跡が残って心や身体のどこかを少し硬くしていく場合もあります。硬くなったものは切れやすく、傷つきやすくなる。お肌も筋肉もね。
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柔軟な心、柔軟な身体を維持すること。それは新たな傷を作らないことにもつながりますね。そして心も身体もそのほうが楽。
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ちょっとした無理による筋肉痛や怪我が、慢性的な痛みへと発展することもあれば、何の問題もなく、治ってしまう場合もある。その分かれ目にはどうも心が介在しているようです。
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セラピストとして学んでもらいたいことは、心の無意識の領域が、私たちの身体に大きく影響するということ。
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脳と筋肉は神経でつながっていますから、無意識レベルでいろんな信号を筋肉に送ってしまいます。
無意識の感情によって、知らないうちに筋肉に「収縮せよ!」というスイッチが入ってしまうことも多い。
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人間の防御の姿勢を考えてみれば、怒りの表情を見てみれば、どのへんの筋肉が緊張するか、だいたいわかりますよね。
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そんな筋肉のスイッチを切る方法にMET(マッスル・エネジー・テクニック)があります。スイッチを切っておかないと、筋肉は収縮しっぱなしで虚血状態になって、痛みを感じるようになり、その痛みがさらに筋肉を緊張させるという悪循環に陥ります。こうして慢性的なこりや痛みができあがるようです。
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とっても簡単な方法ですが、筋肉の性質をうまく利用したMETは揉むことなく筋肉をゆるめることができます。
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習っておいて損はない技術だと思います。
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