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2019January10
<講師ブログ:担当 松尾先生>看護学校でのアロマテラピー講座
JEA講師の松尾です。
明けましておめでとうございます。
皆様、よき新年を迎えられましたでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。今回は看護学校で行っているアロマテラピーの講義について紹介したいと思います。
京都の看護学校でアロマテラピーの講座が始まって7~8年は経ちます。
最初はギル校長が担当、その後私が引き継がせていただきました。
こちらはセラピストサービス・ソレイユの担当講座です。そして、正式な“授業”となり今年で3年目。
2年生の学生さんが実習に出られる前に、
看護に活かせるアロマテラピーをお伝えしています。私から見えるクラス風景はこのような感じです。
懐かしい階段教室です!
後ろの方まで実はよく見えます。こちらの生徒さんたちはいつも授業前に一人一人挨拶してくださいます。
今年は教室に使用していたディフューザーの香りを多くの方が
「いい香り~!!」とおっしゃっていましたね。授業では、基本的なアロマ理論、一般的な使用方法、
院内で実際の使用例・方法、様々な症例紹介、国内外のアロマテラピーの広がり、
そして実技としてハンドマッサージと内容はモリモリ!こちらはタッチケアを体験してもらっているところ。
香りはもちろんですが、今までの様々な医療機関での活動の中で
“優しく触れる”ということが患者さんの心にとても大きな影響を与えるということを
実感していますので、ぜひ学生の皆さんにもその感覚を体験していただきと思い、
数分ですが毎回実施しています。一般的な使用方法では、お家でセルフケアとして使ってもらえるように
数種類の精油でデモンストレーションをするのですが、
みなさんとても楽しんで聞いてくださいます♪♪そして、患者さんを想定しての使用法、症例の話では皆さん真剣な表情になります。
この変化はさすがで、前から見ていると一目瞭然なのです!!出来るだけ現実味をもって聞いていただけるよう、
私も様々な医療機関でのアロマセラピストの実際の活動や、取り入れ方法など
具体的にお話させていただくように心がけています。おそらく彼ら彼女たちが現場に出てすぐ“アロマ活動”となることはないと思いますが、
これから進まれる看護の世界で、いつか何かの時にこの授業を思い出して
いただき、お役に立てることがあれば嬉しいなと思っています。ハンドマッサージの時間は、皆さんとっても楽しそうです(^^♪
プロのアロマセラピストの施術と全く同じではないですが、
患者さんを想定して、看護師さんが取り入れやすく、
そして患者喜んでもらえるような形にアレンジしています。自分が体調不良の時に、このような看護師さんがいたら・・・
そんなことを想像していますね。なぜなら、様々な医療機関でアロマテラピーを受けてくださる方々は
病気を治すためにアロマを希望されるわけでないのです。もちろんある種の体調不良には十分対応可能ですが、
それ以上に病気と向き合う“心”のサポートを求めておられる気がするのです。何もできないと思っても、精油を香らせるだけでお役に立てることがあったり、
逆に香りがだめでも、優しく触れるタッチケアが喜ばれることがあったり。私たちが実際に医療の現場で見てきたアロマテラピーの恩恵の数々。
それを知っていてくださる方々が増えることで
きっと患者さん、医療従事者、セラピストの間によい循環が生まれると思っています。最後は、
毎年授業のアシスタントをしてくださるスクール卒業生さんと一緒にお疲れ様会♪♪来年もまた喜んでいただける授業ができるように
私も一年間頑張っていきたいと思います。
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