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2014September25
メディカルアロマ通信〜フランスからのお便り〜Vol.6
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フランスの薬剤師であり、Mont Saint Michelオリジナル精油のサプライヤーでもある
ランベール氏からフランスのメディカルアロマレシピが届きました♪
今回は、前回の続き「ユーカリ」です。じっくり読んでみてくださいね☆
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今回は、ユーカリをどのように使えばよいのか
フランス式の使い方を、ちょっとお教えしますね。
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4. アロマテラピー
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★呼吸器系疾患
【塗布】
➢インフルエンザ
ユーカリ・ラディアータEucalyptus radiata + ラヴィンサラCinnamomum camphora cinéoleをブレンド。節々が痛くなり、かかったかな?と感じたらすぐに胸、背中、関節にすり込みます。
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【吸入法(ドライ)】
鼻づまりのときのうっ血を和らげ殺菌します。下記のブレンドを数滴ティッシュにたらしてゆっくり呼吸します。
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ラベンダー
パイン
タイム
ユーカリ・ラディアータ
ペパーミント
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【呼吸法(ウェット)】
ボウルにお湯を入れ、ユーカリ・ラディアータを5滴たらします。ゆっくりと呼吸します。一気に吸い込むとむせることがあるので気をつけましょう。
就寝前に行うことをお勧めします。
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【うがい】
コップ一杯のぬるま湯にユーカリ・ラディアータを一滴たらし、よくかき混ぜてうがいをします。喉が痛い時や風邪の予防に役立ちます。
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★皮膚疾患
➢ ヘルペス
ユーカリ・ラディアータ、ティーツリー、ラヴィンサラを同量ブレンドし、綿棒で患部に直接塗布します。
➢ 帯状疱疹
上記のブレンドを植物オイル(ホホバオイルやマカダミアオイル)で希釈し患部に塗布します。
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5. ユーカリと相性がよく相乗効果が期待される精油
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ラヴィンサラCinnamomum camphora
ニアウリ、カユプテMelaleuca quinquenervia et cajuputii
マートル・シネオールタイプMyrtus communis cinéole
ローズマリー・シネオールタイプRosmarinus off. cinéole
ローレルLaurus nobilis
パインPinus sylvestris
スプルウスブラックPicea mariana
サイプレスCupressus sempervirens
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6. アロマコロジー
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ユーカリ・グロブルスEucalyptus globulusの香りは土臭くアロマコロジーには向きません。フレッシュで軽やかな香りのユーカリ・ラディアータEucalyptrus radiataを選びましょう。シトラス香を際立たせるためにはレモンやライムを加え、ラベンダーやゼラニウムと合わせれば香りに丸みが出ます。
エアフレッシュとしてお部屋に拡散すると頭がクリアになり集中力がアップします。
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リフレッシュブレンド:
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ユーカリ・ラディアータ 20 %
真正ラベンダー 15 %
グレープフルーツ 10 %
ベルガモット 10 %
レモン 10 %
プチグレン 10 %
ヴァージニアシダー15 %
ベチバー 10 %
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90度のアルコールで希釈します。よく振ってハンカチにシュッと吹きかけアルコールを飛ばしたあと香りを嗅ぎます。
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7. ハウスキーピング
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【お酢と合わせてキッチンの除菌】
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ユーカリ・ラディアータ
ティーツリー
レモン
上記をお酢で希釈し、水回りの掃除に使います。
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【エアクリーン】
お部屋の空気を浄化します。花粉やインフルエンザの時期に威力を発揮します。水道水またはラベンダーやローズマリー水+バスベースキャップ一杯に下記のブレンドを混ぜてスプレー付き容器に入れ、よく振ってからお部屋に拡散します。
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ユーカリ・ラディアータ
ローズマリー・シネオールタイプ
ペパーミント
レモン
スプルウスブラック
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8. ユーカリ精油のまとめ
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ユーカリ・ラディアータはグロブルスより認知度が低いかもしれませんが、禁忌もなく香り効能ともにとても使いやすい精油です。 相性のよい精油と合わせることによって勉強や仕事の能率をアップし、風邪や花粉症の予防、症状を軽くします。またハウスキーピングにも活躍し、値段的にも使いやすい精油のひとつです。
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~ピエール・ランベール氏 プロフィール~
アロマテラピーに携わって20年以上のキャリアを持つフィトアロマテラピーの専門家。
フランス、トゥールーズ大学で薬学を修了後、モンペリエ大学植物療法科の学位を取得。
植物療法の一つとしてのフィトアロマテラピー専門の薬剤師として
医療用精油の販売や処方を行なうかたわら薬剤師や医師対象の
フィト・アロマテラピー講座も定期的に開催している。
化学成分だけでなく、良い「香り」であることに一切妥協をしないその精油は、
プロのアロマセラピストを納得させる上質な香りと定評がある。・・
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