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  • 2021September06

    講師ブログ「ダマスクローズの収穫」松尾薫先生

    JEA講師の松尾です。

    まだまだ暑い日が続きますね。
    夏のあとは疲れがどっと出たり、自律神経が乱れることで不調が現れることも多いように思います。

    今回はアロマセラピーの中でも女性の様々な心身の不調に使われる
    “ローズ”の収穫体験についてのお話をさせていただきます。

    精油のローズといえば、
    産地の代表としてはブルガリア、トルコ、モロッコ、フランス、イランなどが挙げられますが、
    ローズ自体はもちろん様々な場所で栽培されています。

    今年5月にダマスクローズの収穫をしてきました。
    ダマスクローズは1年に1回、5月中旬から6月上旬にかけての20日間ぐらいだけ咲きます。
    今年はかなり気候が前倒しに暑くなってきたので、
    GW明けには咲き始め摘み取りも5月中旬に2週間ぐらいのみでした。

    02
    よく言われることですが、
    香りは花が完全に咲いてしまうと飛んでしまいますので、
    完全に開く前、ちょっとつぼみのころが強いです。
    陽が登るにつれてどんどん花が咲ていきますので、収穫は朝早くに集中して行われます。
    列ごとに摘んでいくのですが、さっきは咲いていなかったのに振り返れば咲いている・・・
    なかなか時間との勝負でした。

    03

    私も初めてダマスクローズが生い茂る場所に足を踏み入れましたが
    地元滋賀の琵琶湖のほとり、ダマスクローズの香りに包まれる至福の朝の時間でした。

    04

    ローズの精油の収油率はとても低く0.01~0.02%。
    10kgの花びらからたった1ml(20滴程度)!!

    花びら10kgってイメージできますか?
    今回の私の素人体験では大人10人ぐらいで3~4時間摘み続けて採れた量でした。
    なかなか大変な作業です。

    いつもは遮光瓶に入っている完成品を目にしているので
    アロマセラピストでもなかなかその背景を実体験を通して感じる機会は少ないので
    とても貴重な時間になりました。

    そしてそれが日本でできたこと。
    やはり産地が異なると同じ種の植物でも香りが異なるんですよね。
    こちらでは精油は抽出されてはいませんが、
    日本で育つダマスクローズの柔らかい香り、
    それが感じられたことが最も感動したところでした。

    01

    これらのローズと国産のネロリの香りを皆さんにも
    少し味わっていただけるように、
    今月17日(金)にJEA25th記念のマンスリー講師セミナーで
    フローラルウォーター、セルエキストラクト(細胞水)などご用意させていただく予定です。

    「精油の原点・花の香りを楽しもう」
    ~日本の風土が生みだす香りの魅力・ネロリ&ローズ~
    【開講日】2021.9/17(金)14:00〜15:30
    ※申し込み〆切▶︎2021.9/14(火)
    【開催場所】JEA京都校 【受講料】2,000円(税込)
    >>講座の詳細はこちら

    アロマセラピーの代表格であるローズ&ネロリ、
    ご興味ある方は、日本産の香りを楽しみにいらしてくださいね♪♪

大阪にあるアロマスクールJEAでは、日本のアロマ資格AEAJ、メディカルアロマの国際資格IFPA、メディカルハーブ資格JAMHA、リンパドレナージの国際資格MLDが取得できます。アロマのほかにボディケアや解剖生理学、セラピストとしてのマナーも学べて、転職・就職・開業に強みを発揮。自宅サロンや医療・介護ボランティアなど活躍の道は多彩に!

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