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2021March11
講師ブログ「ソマティック心理学」阪田香理先生
皆さま、こんにちは。
3月講師ブログ担当の阪田です。2月の立春あたりから春の陽気を感じる日があるかと思えば
真冬の寒さに逆戻り。
着るものも何を着てよいのやら、右往左往する毎日ですね。私はこの時期になると、大体毎年、なんらか不調を感じ始めます。
その不調の状態は毎年変わるのですが、今年もやはりなんとなく
身体の調子が万全ではない状態が2週間ほど続きました。今年はどうも消化不良を感じる不調だったのですが、かなり長引きました。
ずっと胃がもたれたような感じ。
なのに、ちょっと暇になると何かつまみたくなる。。。
私の胃は「あんまり食べれない・・・」とつぶやいているのに
スーパーに行くと、私の脳は「これ食べたい、これ欲しい・・・」とつぶやくのです。
それで、いつも胃のつぶやきよりも脳のつぶやきが勝ってしまう。そんな調子がずっと続き、そうすると今度は心が
「これはいけない、また食べてしまった、なんで我慢できないんだ><!」とストレス状態に。。。
さらに「こんなに胃もたれ感が続くなんて、何か病気じゃないか?」と心配に。
だったらすぐに病院で検査すれば良いのに、それもなかなか行かない^^;こうなってくると、さすがに見過ごしているわけにはいきません。
ちゃんと、じっくり自分と向き合ってバランスを取り戻すことが大事ですね。ところで、数年前にある心理学の先生から「ソマティック心理学」https://www.somaticworld.org/
という療法について、少し教わったのですが、「ソマティック」は
ギリシャ語の「soma(身体)」と「psyhe(心、魂)」が語源となっており、
古代ギリシャではこれらの統合体を人間と呼ぶといわれていたそうです。
東洋でも「心身一如」という考えがありますが、古代ギリシャでも同じような考えがあったのですね。現代の一般的な心理学はどちらかというと、言語や認知機能に注意をうばわれがちで
身体性にあまり注目しないところがあるようですが、ソマティック心理学における
ソマティックとは、いきいきとした、身体を通じた体験的な学びを意味し、
例えばダンスやボディワーク、ボディセラピーなどを通じて心を整えるという考えの心理学なんですね。そういえばということがあります。
20代の頃、何かに悩んでどうにもこうにもならず、行き詰って眠れずに早朝に長い散歩をしたことを思い出しました。
寒い朝靄の中を黙々とただ歩いただけですが、しばらくしてくると
その悩みが、どうにかなるか・・と思えるようになって、ふと思いもよらなかったアイデアが浮かんできたりしたのです。
きっと、身体を動かしている間に心も良い方向に巡りだしたというこれもソマティックなのだと思います。私たちが行っているアロマトリートメントも直接身体に触れられる
心地よい刺激と香りの刺激によって心を整えることができる、まさにソマティックですよね。そんなわけで、2月の身体的不調からすっかりストレスも抱えて心のエネルギーも
下がり気味だった私は、自分を律するのではなく、ゆっくり整えていこうと
言い聞かせ、まずは2年前からハマっているおうちでのヨガを自分の体調に合わせた
内容でゆっくり丁寧に続けていきました。それから、とりあえず胃のつぶやきを優先、時々脳のつぶやきに
負けながら、食事の見直し少々。そして、とても好きな作家、宮本輝氏の小説と近所のカフェで流れていた
抜群に心にヒットしたyuri yamada 氏のCantabileを読み聴きする時間。
少し遠出する散歩。
あとは自分自身のバランスを取り戻したいときには
ぜひ、モンサンミッシェル精油の「インナーバランス」を♪
実は、今まで使ったことがなかったんです。(小声)
でも、なんとなく「あ、これにしよう」と思って背中とお腹に塗り広げた時のなんとも言えない心地よさ!!
ピン☆ときたものは間違いないですね。
ちょっと、おしゃれに書いてしまいましたが、実はどうってことない普通の生活^^
でも、なかなかできないこともありますよね。
だからこそ、こういう時間を丁寧に過ごすと決めることが大切。なかなか時間がないと思っているのはじつは自分で制限してしまっているのかも。
目前の色とりどりの春を思いっきり楽しむために
皆さまも自分に優しいケアでメンテナンスを。 -
2021February10
講師ブログ「薬膳料理」細尾智恵子先生
皆さん、こんにちは~お元気ですか?
JEA講師、細尾です。前回このブログを担当した際にも緊急事態宣言中で毎日家にいて花壇のトベラとの格闘の日々を綴りましたが、またしても緊急事態宣言中の担当となってしまいました。もはや緊急事態宣言担当と言っても過言ではありません(笑)ただ今回は前回と違い、スクールはあれ以来ずっと時短営業継続中(京都校)ですので 勤務しながら自粛生活を送っております。とはいえ、滋賀県在住のわたしは休日には琵琶湖の湖岸を散歩したり 時々その先にあるお店でご飯を食べたり、お茶を飲んだりして気分転換をしています。 1人散歩で1人ご飯(黙食)。模範的withコロナ生活のようで、 実は以前からの私の気分転換法の1つです。 そこで今回以前から気になってはいたものの、たぶんまだ一度も入ったことの無かった (いや、もしかしたら昔一回入った事あったかもだけど記憶曖昧な) 薬膳のお店に行って頂いたランチをご紹介♪ 薬膳館 茶館喫茶去の【花焼売膳】
焼売には玄参(げんじん)という黒い人参が入っていて、体の元気つけてくれるそう。黒酢をつけていただきます。 上に乗っているのは蓮の実で、イライラを防止してくれるそうです。 他にも薬膳のお惣菜一種、季節の五穀ご飯、梅干し、丁子麩とエノキのスープ、季節のゼリーがついています。 いや、焼売も他のおかずもご飯もめちゃ美味しくって私好み!!!〔薬膳〕というワードに惹かれて入ったけれど、そんな事より美味しいが勝ってる!!! 因みにすっかりお惣菜とゼリーについて店員さんに聴き忘れてしまったけれど、 お惣菜の青菜はたぶんほうれん草で、ゼリーは、、、なんだろ、、、まったく分かりませんが 黒糖風味していたような気がします、、、(;^ω^)焼売が美味しいのはもちろんですが、私が注目したのは『丁子麩』です。 私実は麩が苦手で、お味噌汁などに浸ってぶよぶよに膨らんでお椀の中を征服している 麩を見るたびに 「何が目的!?」とみそ汁に麩を入れた人と麩に対して怒りを覚えずにはいられなか ったのですが、 このスープに入っていた『丁子麩』はなんとも、食感が良く、生まれて初めて麩を「美味しい!」と感じました。 今回調べて初めて知ったのですが、滋賀では『丁子麩』はメジャーで、 鉄釜でじっくり焼いているので身がしっかりとしていて、煮崩れせず、もちもちした食感が特徴だそう。 うん、確かに。私が気に入ったのはその食感だわ。だって今まで食べてきた麩って、みそ汁の中でぶよぶよに膨らんで、柔らかいを通り越して 溶けそうで溶けない中途半端な食感で、私はどっちつかずのその感じが苦手だったのです。 しかも『丁子麩』は鉄分を多く含んでいるそう。え、なんで?鉄釜で焼いてるから???う~ん、これまで麩に対して全く興味が無かったのに、こうやって麩に思いを馳せていると 約15年滋賀でスーパーに通っていて、そういえば『丁子麩』の文字を目にしていたような気がしてきました。。。 レシピも調べたらお味噌汁以外にも美味しそうなの結構あるし、これは明日にでも確かめに行かねば!(今日は寒いから行かない)そして実はこの日、美味しくて身体によいランチに気をよくした私は 【11種の薬膳スープ】なるものを晩御飯用にテイクアウト致しました。 お店の方によると【新!薬膳飲茶膳】の中にある<五色の薬膳スープ>がこれと同じものだそうで、 家に帰ってお店のHPメニュー説明を観てみると、『ITはなびらたけ』なるジャパニーズスーパーフードが入っていたり、 お茶で知ってた『モリンガ』が入っていたりとなんとも豪華で身体に良さそう。 お店の方に「これは食べる直前に入れてくださいね。」と言われた袋の中身は わたしが絶賛注目中の丁子麩と、玄米のポン菓子と、あと1つはたぶん糸寒天。 香りはザ・薬膳!って感じの香りで期待感を増幅させるものでしたが、 飲んで食べてみると、またもや、そんな事より美味しいが勝ってる! そして食感がいい!!乾燥エノキかなぁ。そういえば、【花焼売膳】のスープにもシャキシャキ食感のエノキが入っていたけれど、あれも乾燥エノキだったのかも。 どうやら私の「美味しい!」には食感が最重要のようです。そういえば、去年から始めたぬか漬けも味より<食感>で好き嫌いが分かれてるかも、、、色々漬けてみましたが、現在『キャベツの芯』が堂々の一位獲得中。理由はパリパリ食感。 やはり、、、身体にいいもの、自分の身体に合うもの、自分が喜ぶもの、こと。それなりに考えながら生きてきましたが、ここにきて、まさかの<食感>への注視。今後の人生のテーマの1つに加えようと思います。皆さまも、どうぞ魅惑の<食感>の世界へとおいでませ~(^▽^)/♪♪♪ -
2021January11
講師ブログ「看護学校でのアロマセラピーの授業」松尾薫先生
JEA講師の松尾です。
2021年がスタートしました。
皆さま、どのような新年を迎えられましたでしょうか?昨年から引き続き、まだまだ多くのことに制限や注意が必要な日々ですが、
その中でも少しでも気分がリフレッシュ、リラックスすることを増やしていきたいですね。さて、今回は毎年看護学校で担当させていただいている
アロマセラピーの授業の紹介を通して、“香りの恩恵”についてお話させていただきます。毎年12月に2年生の正規の授業として3時間、アロマセラピーを行っています。
今回はコロナ禍ということもあり、今までとは違う様々配慮をしながらの授業となりました。
具体的には、アロマセラピーの基本的な知識、使用方法、
実際に医療機関で行われているアロマセラピーの実施例、
様々なアロマ研究報告の紹介、セルフケア、ペアでのハンドマッサージ実習などを行っています。今回は特に芳香の重要性、セルフケア全般に重点をおいて進めました。
それは、彼らは今の医療現場の厳しい最前線にすぐ立つわけではないですが
いづれ似たような場面で活動されることもあるだろうと想像されるので
そのようなとき、ぜひアロマセラピーのことを思い出してほしいと心から思ったからです。基本的なことではありますが
精油は鼻から吸い込むことで脳へダイレクトに作用し、
呼吸で肺から血管内に成分が取り込まれます。
皮膚に塗布すれば皮膚表面への作用だけではなく、血管内にも成分が入ります。この1年、様々な場面で私自身も精油の力、心身に作用するアロマセラピーの有用性を
再認識することになり、その恩恵にあずかってきました。学生の皆さんは、授業中は一見関心があまりなさそうに見えましたが、
実はそうでもなく、休憩時間、終了後などは
とても興味深く紹介したものを見て質問されたり、
実際に使うことを想定して商品を試されていて
久々に若者との楽しい交流でもありました。実技のハンドマにッサージは、いつもは実際に現場ですぐ使えるように
長めに時間を取り行っているのですが、
今回は感染予防のため、事前にいくつか撮影した動画を使い、
イメージトレーニングしてから本番1回のみ短時間で行っていただきました。
皆さんとてもスムーズにされてさすがでした。
こちらは「ベッドサイドで行うアロマハンドトリートメント」として
セラピストサービスソレイユのYouTubeチャンネルに
アップされていますので、よろしければご覧くださいね!
他にもセルフケアに役立つ動画がいくつも用意しています。
学生の皆さんに人気だった商品はこちらのマスクチャーム♪
今の時代だからこそ生まれた商品ですね。
マスク生活の中でもほのかな香りに包まれてリラックス&リフレッシュできるとともに
芳香により精油の薬効成分も取り込むことができます。
(こちらはソレイユ事務所にございます)お勧めは、まずは“ハイジェニックドロップ・ブレンド”精油
こちらもこの時代から生まれた、“あなたを守る”をテーマに作られたブレンドです。
(配合精油・・・レモン、ティートリー、ゼラニウム)そして毎年人気なのがこちらのaroma’sのボディクリーム。
香りがとてもよく、浸透がよくべたつきもない、
また伸びがよいので非常に使いやすいです。
私は手洗いや手指消毒で負担が多い手のケアに日々使っています。
また必要に応じて精油を足したり、植物油等を足したりも可能です。最初にお話しましたが、
今は自身の免疫力を高めるためにもまずはストレスケアが大切かと思います。
ぜひ“香り”を身近に感じていただき、心と身体を繋ぐツールとして
その恩恵を受け取っていただければいいなと思っています。最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。 -
2020December15
講師ブログ「セラピストのセルフケア」立花 智美先生
こんにちは。今月の講師ブログの担当は立花です。
皆さま、コロナ禍の中、お元気でお過ごしでしょうか。
師走に入りましたが、今年は繁華街に行かないためか、クリスマスソングを一切聞いていない事に気付きました。
あのなんだかせわしない年末感があまり感じられませんね。そんな中でもトリートメントに伺う産婦人科では満月もあり出産ラッシュで、今日の施術予約は6人。
今週はこれで15人。病床は満杯。満月パワーはすごいです。今はコロナ禍対策の中で行うので、患者様の入れ替えもバタバタです。
今日は、自分の肉体を労りながらトリートメントをしようと昼休憩に加えて午後休憩をもらい、
自分の体のケアを途中で行いながら施術を終えました。なぜなら明日もJEAの授業があるので、疲れてはいられない!クライアントさんからも「腕が疲れますよねー」と言っていただきますが、
セラピストの皆様はご存知のように体重を預けて圧をかけているわけでして、あまり腕は疲れません。
しかも、私は古傷が多く、雨の日や疲れるとその部分が痛みます。
右腕は3回、左腕は1回骨折し、足は左右の指も骨折、左右の足首は捻挫もち…。
右手は親指も捻挫していて、腕立て伏せは1度もできない、という。
なので、私は腕の力では逆に圧がかけられません。私の場合は体格が良かったので、なんとかなってきてるのだと思います。
最近は体重も増え(すぎ)て、ますますトリートメントが楽になってきています。
骨折や捻挫は基本、保存療法です。要はほったらかしでもそのうち治るのです。
腕はギプスを巻きましたが、薬を使ったり外科手術はなしで治るなんて子供の時は不思議でした。
人間の身体の治癒力はすごいですね。ただし骨折したり、捻挫をするとあちこち歪みますので、後遺症として冷えたり負荷がかかりすぎるとやはり調子が悪くなります。辛い時にいいトリートメントはできません。
調子が悪いときや予約が多い時はインターバルや施術後に肉体を復活させる色々なワークをセルフで行っています。今回はその一部をご紹介します。
〜 休憩中 〜
*アロマ乾布摩擦 → 香りでリフレッシュしながら、リンパ排液を目的に乾布摩擦。精油をタオルに垂らして疲れているところをコシコシ。乾布摩擦はシルクがおすすめ。*マジョラムブレンドオイル → 冷えて腰が痛くなる時は塗るだけで温まり一気に楽になります。ヒートテック1枚足したくらいの温かさです。
*ヒノキウォーター → 足がだるい、むくむ時に。一瞬で軽く感じます。顔や首にもつけます。リフレッシュ!
*アロマ手湯 → 冷えている時はおすすめ。夏場のエアコンにも。肘がつらいので、肘までつけます。
お気に入りマッサージグッズも使います♪
〜 施術中 〜
*自分の好きな香りをマスクスプレーする → 呼吸がしやすく、トリートメントが楽。*ピッチピチの手袋をしてトリートメントする → コロナ対策の一環でしたが、バンテージ効果と滑りの良さが関節への負荷を減らす。保温効果もあり、手が疲れにくくなりました。触覚が鈍りますが、その分圧覚が研ぎ澄まされ、ピンポイントで凝りがはっきりわかる。お客様の身体との一線を引きやすい。
*インナーマッスルストレッチをしながらトリートメント(恩師:クレア先生直伝!お客様にはバレないように)
*満肺呼吸 → 立花オリジナルの呼吸法。肺に思いっきり空気を入れて、肺でストレッチします。そのあとゆーっくり吐く。トリートメント中にやると身体のこわばりが緩み、リラックスします。
〜 施術後 〜
*寝ながらできるストレッチ&満肺呼吸*ぶるんぶるんリンパドレナージ体操
センスがないネーミングですが、立花オリジナルの身体のクールダウン。連日仕事の時は必ず行います。
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10月に行われたシャーロッテ・ムトロ先生のセミナーを受けて、
いかに施術中負荷がかかっているのかを知り、その対策も実践しています。
疲れた時は自然に癒されに行く、というのが良いそうで近くの公園でランチを取ったり遠回りして自然を見て帰ったりもします。近所の池で夕日に癒される♪
寝室からは朝日♪
目が覚めると天井に虹がいっぱいです♪
手の平にも虹♪私は第一チャクラ、自分の肉体を司っているベースチャクラが弱いので、自分よりクライアントの肉体に引っ張られます。
憑依して、自分の肉体のように感じて、施術をしてしまいます。
疲れている場所やご要望がわかるので、楽になるまで集中してしまい、セラピスト初期の時は、施術が多い日の翌日は動けずにいました。でも今はお客様だけでなく、自分の身体とスピリットにも寄り添いながら、行うようにしています。
今日6人目の方は90分でしたが、余裕の笑顔で終了しました。産婦人科ではスピリットのためのアロマテラピーを重要視しています。
私がずっとやりたかったトリートメントのカタチをまだまだ模索中ですが、
来年2月から4月にかけてスピリットのための精油の授業を行う予定です。(近日公開予定)満肺呼吸もぶるんぶるん体操も取り入れます^_^
ご期待…はほどほどにお会いできたら嬉しいです。
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