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2021October13
講師ブログ「触覚の記憶」細尾 智恵子先生
皆さま
こんにちは、JEA講師の細尾です。今年もあと3か月を切りましたね。
本当でしょうか。ちょっと信じられません。コロナ禍の緊迫した生活をしていたせいなのか、
年齢的なものなのか分かりませんが、
今年はこれまで以上に今日までの記憶がありません。
私はどうやって今日まで生きてきたのでしょう・・・『記憶』と言えば、アロマテラピーを学んでいる方はご存知のとおり、
香りと感情と記憶は結びつきが強いと言われていますが、
私個人としては手触りの記憶もかなり強く残っていて、
アラフィフになったいまでも子供のころ飼っていた犬や猫やインコの
手触りの感触がたびたび蘇り、懐かしい気持ちで私をほっとさせてくれています。ご存知のとおり手触りはとても立体的な感覚です。
ですから思い出すとまるでその子達がそこに居るかのような感覚になります。
文章で書くとちょっと怖いですね(笑)
ですが皆さんもそんな感覚ないですか?子供の頃触った物や生き物の手触りや、皮膚に触れた感触、
原っぱや海岸の岩を踏んだ足裏の感覚など良い感触も悪い感触も
【触覚の記憶】って割と鮮明にありませんか?わたしはこの【触覚の記憶】のお蔭で良い感触を思い出すことで癒されたり、
普段悪い感触に対する違和感を敏感に察知できて身の危険を回避できているような気がします。
きっと危険回避の感覚については皆さまも多々感じることはあると思います。
でも私はこれがアロマトリートメントを行う際にもとても役立っていると感じています。何故ならわたしは施術中の良い姿勢や良い身体使いをキープするには、
手の中の違和感や変化を敏感に察知する能力がまず第一に必要だと考えているからです。
これ基準で対応せずして何基準で対応するのかという事です。こうやって【触覚の記憶】について考えていると、
冒頭の「わたしは今年どうやって生きてきたのか記憶が無い」のは
もしかするとコロナ禍のせいで、ものに触れる機会が極端に減ったからかもしれません。私にとって【触覚の記憶】が生きるための最大のツールだとしたら、その減少は
<生きた感覚の減少>にもなり得るのではないでしょうか。。。悲しい。。。コロナめ。。。私の2021の記憶を返せー!!!泣
まぁ、そんな事言っても仕方ないので、粛々と生きますけどね。
写真は今回の内容と全く関係がありませんが、
とある日の《びわ湖 大津館 イングリッシュガーデン》の写真です。
植物はどんな時も粛々と生きています。
コロナだろうが何だろうがそれぞれの道を個性全開で生きています。
私もそうでありたい。人であるが故なかなかそうはいきませんが。
なるべくね。 -
2021September06
講師ブログ「ダマスクローズの収穫」松尾薫先生
JEA講師の松尾です。
まだまだ暑い日が続きますね。
夏のあとは疲れがどっと出たり、自律神経が乱れることで不調が現れることも多いように思います。今回はアロマセラピーの中でも女性の様々な心身の不調に使われる
“ローズ”の収穫体験についてのお話をさせていただきます。精油のローズといえば、
産地の代表としてはブルガリア、トルコ、モロッコ、フランス、イランなどが挙げられますが、
ローズ自体はもちろん様々な場所で栽培されています。今年5月にダマスクローズの収穫をしてきました。
ダマスクローズは1年に1回、5月中旬から6月上旬にかけての20日間ぐらいだけ咲きます。
今年はかなり気候が前倒しに暑くなってきたので、
GW明けには咲き始め摘み取りも5月中旬に2週間ぐらいのみでした。
よく言われることですが、
香りは花が完全に咲いてしまうと飛んでしまいますので、
完全に開く前、ちょっとつぼみのころが強いです。
陽が登るにつれてどんどん花が咲ていきますので、収穫は朝早くに集中して行われます。
列ごとに摘んでいくのですが、さっきは咲いていなかったのに振り返れば咲いている・・・
なかなか時間との勝負でした。私も初めてダマスクローズが生い茂る場所に足を踏み入れましたが
地元滋賀の琵琶湖のほとり、ダマスクローズの香りに包まれる至福の朝の時間でした。ローズの精油の収油率はとても低く0.01~0.02%。
10kgの花びらからたった1ml(20滴程度)!!花びら10kgってイメージできますか?
今回の私の素人体験では大人10人ぐらいで3~4時間摘み続けて採れた量でした。
なかなか大変な作業です。いつもは遮光瓶に入っている完成品を目にしているので
アロマセラピストでもなかなかその背景を実体験を通して感じる機会は少ないので
とても貴重な時間になりました。そしてそれが日本でできたこと。
やはり産地が異なると同じ種の植物でも香りが異なるんですよね。
こちらでは精油は抽出されてはいませんが、
日本で育つダマスクローズの柔らかい香り、
それが感じられたことが最も感動したところでした。これらのローズと国産のネロリの香りを皆さんにも
少し味わっていただけるように、
今月17日(金)にJEA25th記念のマンスリー講師セミナーで
フローラルウォーター、セルエキストラクト(細胞水)などご用意させていただく予定です。「精油の原点・花の香りを楽しもう」
~日本の風土が生みだす香りの魅力・ネロリ&ローズ~
【開講日】2021.9/17(金)14:00〜15:30
※申し込み〆切▶︎2021.9/14(火)
【開催場所】JEA京都校 【受講料】2,000円(税込)
>>講座の詳細はこちらアロマセラピーの代表格であるローズ&ネロリ、
ご興味ある方は、日本産の香りを楽しみにいらしてくださいね♪♪ -
2021August06
講師ブログ「夏にオススメの水分補給」立花智美先生
今月のブログ担当は立花です。
毎日暑いですが、皆様ご自愛されてますか?
私は主治医に夏は水分2リットルじゃ足りないよ!
3リットル飲まないと!と言われ、せっせと水分補給をしています。
施術のある日は特に!ですね。
コロナと熱中症にはくれぐれもご注意ください。私の水分補給でおすすめの超簡単なスパイス湯とハーブ水、そしてプレミアムなローズ水と若桃酵素水をご紹介します。
スパイス湯とハーブ水は、スパイスを入れただけのお湯と、ハーブを入れただけの水です。
お湯が沸いたら、カップに入れスパイスボトルからパッパッパ!とふりかけ。
水筒、もしくはペットボトルの水にハーブボトルからパッパッパ!とふりかけ。
そのままよく混ぜていただきます。ハーブ水はよく振って1時間くらいおいた方が成分が出てきて美味しいです。
スパイス、ハーブごと飲んじゃいます。おすすめハーブはミックスしてるハーブ調味料。
エルブドプロバンスがお気に入りです。
お気に入りのハーブティーのパックを分解して粉にしてブレンドして調味料ボトルに入れてもいいですよ。
ハーブ水は香りもフレッシュで気分がスッキリします。
(仕事場に常備しているハーブ調味料とケイ素)スパイス湯はいろいろブレンドするのですが、ガラムマサラのみでも結構美味しいです。
シナモン、コリアンダー、クミン、ターメリック、ジンジャー、などをよく使います。夏は水に入れ、スパイス水にもしてみたり。ターメリックを入れると真っ黄っきの水になり、何の栄養ドリンク?と思う色合い。身体もポカポカしてきます。そしてとっておきプレミアム水はローズ水と自家製若桃発酵水。
ローズ水はフローラルウォーターではなく、ダマスクローズの生花をそのままペットボトルに入れて飲むのです。
ダマスクローズの花は5月の咲いている時期しか出来ない貴重なもの。花を2.3個入れるとものすごくものすごくいい香りがして、水を飲む度、悶えるほどの幸福感を感じます。ダマスクローズはなかなか手に入らないので、家で育てています。5月になったら小さいピンクの花が咲いて、1本だけのローズの木ですが、ものすごくいい香り。ローズ水の強壮作用は本当にすごい!めちゃくちゃ元気になります。
(ダマスクローズ)時間があれば午前中に花を摘み取り、お気に入りの水に入れて太陽の光を午前中浴びせます。その水にはフラワーレメディと同じエネルギーが転写されると言われています。香りを嗅ぎながら飲む水は本当に本当に幸せを感じます!
5月に授業があったらご紹介しますね(多分)!
5月以外は飲めるローズウォーターを薄めて、ということもおすすめです。
(飲めるローズウォーター)もうひとつのプレミアムな若桃発酵水は実は偶然的産物。今年若桃をシロップ煮にしたものが1ヶ月くらい経つと冷蔵庫の中で発酵してしまった。これを冷たい水で割った発酵水ドリンクが爽やかで一番のお気に入り。甘いので時々しか飲めませんが…。
自然にできてしまったので同じ物ができないかも⁈来年作れたらレシピをご紹介しますね。
(自家製若桃発酵シロップ。正直腐った⁈と思いきや爽やかに発酵してました)ところで全然話は変わりますが、私が今伺っている産婦人科が10周年を迎え、10年そちらでアロマセラピーをさせていただきました。私と共に働いていたベッドも10年物になり革もボロボロ。そこでベッドの貼り替えという新たな仕事を始められた元ソレイユの宮畑さんに10年物のベッドを張り替えてもらいました!(私もイスだけ貼らせてもらいました)
(アプリコットカラーの革に貼り替えてもらい、一気に明るくなりました。)
8月は25周年のマンスリー講師セミナーも私が担当です。
私の施術の秘密であるマインドフルネスをお伝えします!アロママインドフルネス
~もっと自分に向き合い、大好きになる~
【開講日】2021.8/21(土)14:00〜15:30
申し込み〆切▶︎2021.8/18(水)
【講師】立花智美
【開催場所】Zoomによるオンライン講座
【受講料】2,000円(税込)
【受講資格】どなたでも受講していただけます -
2021July07
講師ブログ「アロマで暑い夏を乗り切る」宇川寿美江先生
皆さんこんにちは、いよいよ夏本番ですね。
7月の講師ブログは宇川が担当させていただきます。このところ、四季の変化もはっきりとはせず、
例年春は短く、すぐに暑い季節が長ーく残暑まで続くようなイメージですが
コロナ禍が続く今、マスクを外せず苦しさを感じているのは
私だけではないはず!そこでマスクにアロマシールを使って楽しんでいる人も多いですよね。
私もその一人ですが、ひとつ私の楽しみ方をご紹介いたします。
1.最初は精油を原液で付けたのですが香りが強すぎでしかもすぐ乾く。失敗。ほのかに香りつつ、乾きにくくできないかと思い色々やってみました。
2.精油を希釈するなら植物オイル、ということでブレンドしたものをマスクに付けたら
なんかシールがシミになって気になるしはがれやすい。失敗。3.アルコールに混ぜてから水で薄めても結局分離するから失敗。
4.グリセリンに精油を入れてみてもうまく混ざらない。失敗。
5度目の正直‼人生はトライ&エラーの連続なのだー。
ディスペールと混ぜてからグリセリンをほんの少し加えて容器ごとシェイク!
うまくできましたー♪(精油:ディスペールは1:9の割合で)
濃度はグルセリンの量を何度か調整して好みの香りにたどり着きました☆彡
必要は発明の母、ですね。
ちなみに写真の精油の組み合わせは感染症予防も意識した
スッキリ系の香りです。うがいにも使用しています。そしてもうひとつ夏用のローションをご紹介。
これは何年か前にも一度ご照会していますが、
毎年の我が家の定番ローションです。(すでに読んでた人ごめんなさい)
フェイス用、ボディ用、お好きなフローラルウォーターでどうぞ。
今回は、大好きなローズウォーター。収れん、殺菌、美肌作用です。
50mlの容器に3/4くらい入れました。
さわやかさと涼しさのためにペパーミントウォーターを残り1/4くらい足しました。
最後にホワイトクレイ(カオリンでも可)をみみかき1~2杯(お好みで)
クレイは入れすぎると肌に白いあとがつくのでご注意を。
ウィッチヘーゼルウォーターも入れるととてもスッキリしますよ。
ご使用前に良く振ってくださいね。
ちなみに少量で作るのは、いたむ前に使い切り、
次は違うフローラルウォーターを使いたくなるかもしれないから!アロマテラピーで暑いコロナ禍の夏を乗り切りましょう。
そして、スクール25周年記念グッズも今後発売されますので、お楽しみに!
とは言ってもまだまだストレスが溜まっている人も多いかと思います。
実は私も、最近ネットで見つけた浄化スプレーがお気に入り☆
ホワイトセージもパロサントも良い香りで癒されます。
スティック状のパロサントの木は燃やさずに
少量を電気香炉で温めるのが今のお気にいりです。
肩の荷が重ーくなってきたらほのかな香りをかいで、
マインドフルネスでリセットしています。
皆さんも無理や疲れがたまらぬよう、良い方法を見つけてご自愛くださいね。最後にお知らせです。
7月25日、オンライン講座(Zoom)にて「ふりかけ&ディップ」の作り方をご紹介します。
暑いので火を使わず、簡単、栄養補助できる、もちろん美味しい。
それを材料にしてアレンジも自由自在、
みんなでつながってワイワイ一緒に作りましょう!!
材料を前もってお知らせしますが、
全てご近所のスーパーで手に入るものを組み合わせています。
全部揃えなくてもOK、視聴ダケデモOK!
気軽にご参加くださいね。お待ちしています!!
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