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2018September15
<講師ブログ:担当 増田先生>「お香作り」体験
こんにちは!
今回、9月の講師ブログ担当します増田です。先月の盆休みに「ご先祖供養 癒しの1日~香りと共に癒しのエネルギーを送りませんか?~」というセミナ―で「お香作り」を体験したお話をします。
どんな内容のセミナーか?を簡単に説明すると・・・
般若心経の意味を一行一行かみしめながらご先祖の為に写経します。そして、気功で供養のエネルギーを送り、ご先祖への感謝の気持ちを込めてお香を作ります。今回は香りに関してのお話なので「お香作り」のお話のみさせていただきますね!
まずは、お香作る材料(お粉が14種類)と作成グッズ(紙皿、混ぜる棒、ビニール手袋)が机の上に並べられました。
そして、香原料である粉末(14種類)の説明が書いたものを渡されます。
●白檀(びゃくだん)
インド・インドネシア・マレーシアなどで栽培される木。ソフトな甘みのある香りで、防虫効果も有ります。最もポピュラーな香木で、サンダルウッドとも呼ばれます。●桂皮(けいひ)
シナニッケイ、セイロンニッケイ(クスノキ科)の樹皮を乾燥したもの。中国南部・ベトナム・スリランカ・インドネシアなどで産出する。シナモンの名で世界中に親しまれている。●大茴香(だいういきょう)
ダイウイキョウ(シキミ科)の果実を乾燥したもの。八角茴香(スターアニス)ともいう。中国南部(広西・広東・雲南・福建省)で産出される。中華料理の香味づけには欠かせない香辛料。●丁子(ちょうじ)
チョウジノキ(フトモモ科)の花蕾を乾燥させたもの。モルッカ諸島・サンジバルなどで産出する。香辛料として広く用いられる。西洋ではグローブとして古くから使われている。●安息香(あんそくこう)
アンソクコウノキ(エゴノキ科)の幹を傷つけ浸出した樹脂。スマトラに最も多く産出しる。バニラに似た甘い香り。●乳香(にゅうこう)
ニュウコウジュ(カンラン科)の幹から傷つけ浸出した樹脂。アフリカ東北部・アラビア沿岸部・ソマリアから産出する。キリスト教の儀式における焚香としても知られている。●竜脳(りゅうのう)
リュウノウジュ(フタバガキ科)の心材の空隙に結晶として析出したもの。スマトラ・ボルネオで産出され、薫香料や防虫剤として用いられる。日本のマルコ山古墳から出土し、その芳香が認められて話題になった。●山奈(さんな)
中国南部・インドに産出するショウガ科のバンウコンの根茎を乾かして切片にしたもの。ベトナム原産。●椨(たぶ)
クスノキ科タブノキ属。インドネシア・タイ・台湾・奄美諸島などでも産出。主にお線香を固める糊分(粘着剤)として使用。別名、イヌグスともいう。●藿香(かっこう)
フィリピン原産のシソ科の草木を乾燥させたのも。パチュリ-とも呼ばれる。●甘松(かんしょう)
オミナエシ科。インド・中国四川などで産出する。スパイクナードとも呼ばれる。根や茎を乾燥して使用。ムッとするような特徴のある香り。組み合わせると香りに厚みが増し、全体の香りに深みを与える。●排草香(はいそうこう)
シソ科カワミドリの根。産地は中国。清涼感のある香りで、昔はお線香の原料として使用。清涼感のあるクールな香り。●零陵香(れいりょうこう)
サクラソウ科で草を乾燥。産地は中国。濃い香りで、全体の香りに深みと奥行きを出すことができる。●木香(もっこう)
キク科の植物の根。インド北部・カシミア地方で産出。芳香と苦味がある。別名、唐木香ともいう。説明文は以上です。
次に、この14種類の中からお粉を選びます。これが香りのブレンドになります!
きゃあああ~~~!!ワクワクしますねーー!!
この粉の選択で、オリジナルブレンドのお香の香りが決まってしまうなんて!!
自分好みのオリジナルお香が作れるなんで、とっても嬉しい!!1つのお香を作るのに、4種類の粉袋を選びます。
今回は2つの香りのお香が作れるので、4種類の粉袋×2つ分ですので、合計8種類の粉袋を選びました。
●お香その1ブレンド
・椨(たぶ)←これは糊の役目をするので絶対に必要(香りはほぼ無し)
・白檀(びゃくだん)
・乳香(にゅうこう)
・安息香(あんそくこう)
・丁子(ちょうじ)1/3●お香その2ブレンド
・椨(たぶ)←これは糊の役目をするので絶対に必要(香りはほぼ無し)
・乳香(にゅうこう)
・安息香(あんそくこう)
・甘松(かんしょう)
・丁子(ちょうじ)2/3結局、お香その1のブレンドは精油で好きな香りの組み合わせになっていましました(笑)
で、お香その2は、精油では苦手なスパイクナードの甘松を入れ、甘く深みを出してみたくなりました!
どちらも乳香・安息香・丁子が入っていて、その1は白檀で、その2は甘松の違いです。
あと工夫を加えたのは、丁子の香りが強いのが苦手な私は、敢えて1袋使用ぜずに、甘松(別名スパイクナード)の香りの深みを少し軽くしたかったので、その2の方に2/3入れ、残った1/3をその1に加えました。たったそれだけの違いなのですが、香りは全然違ってできたので大満足でした!!
どんな香りに仕上がったかと言いますと・・・
その1の香りは、ウッド系の深みがある中に、木の爽やかさと丁子のスッキリ感が出ました。
その2の香りは、ウッド系の深みに甘松の深みと甘みがプラスされ、丁子がいい感じに甘すぎす深すぎず、スッキリとクリアにしてくれています。その1よりは深く甘みがある感じです♪それぞれの気に入った香りが出来ましたので、その日の気分で使い分けたいと思います(^^)♪
精油のブレンドもかなり楽しくて好きですが・・・
お香のブレンドもアレンジの仕方がいろいろあることに気づき、益々いろんなブレンドのお香を作りたくなりました!
組み合わせや粉末の分量を変えるとそれぞれどんな香りが出来上がるのか?!
それが分かるようになれば、ますます自分の好きな香りに追求したお香を作れるのではないか?!
と、お香作りに益々興味が深まりました(笑)お香作りの楽しさは、粉を選んで混ぜて練り練りし形を取って作っている時も楽しいですが、3~5日乾かして出来上がってから実際に焚くまでは、どんな香りに仕上がっているか分からない?ところに、またワクワクした期待感もあるので、2回も楽しめました!!
ちなみに、オリジナルお香作りのお教室をしていただいたのは、
セラピストサービスソレイユスタッフの伊勢谷一代先生でした。
機会があれば、お香作りに参加してみてくださいませ❤
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2018August10
<講師ブログ:担当 阪田先生>陰と陽のバランス
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今年は例年にない暑さや水害、地震など今まで以上に
自然の脅威を感じる一方で、水や食物の大切さなど
やはり自然の豊かさに助けられている事も改めて感じさせられるような
出来事が多く、この一日一日が何事もなく無事に過ごせていることが
どれほど奇跡的なことかに気付かされる年となりました。(まだ年末じゃないですが)
また、人の力や科学技術にもいつも感動させられます。地震や水害で被害に遭われた方たちが1日も早く
安心できる日常に戻られることをお祈りします。日々、精油を様々な目的で扱っていると精油の持つ特徴、性質というものが
いろんな側面から伺い知れることに楽しみを感じます。先日、ある講座で「陰陽バランシングミスト」というものを
作ったのですが、これもまた精油をある一つの視点から性質を捉えたもので
なかなかおもしろかったです。どのような内容かというと、中国古代の哲学理論に基づいて
自分自身の心身の状態を「陰」状態か「陽」状態かをチェックして
それぞれ心身のエネルギー状態とは逆のエネルギーを持つ
バランシングミストを日常で使用して心身のバランスをとるというものです。
つまり「陰」の状態になっている人には「陽」のバランシングミスト、という具合です。陰陽学説はとても簡単にいうと、宇宙に存在する全ての事物は陰か陽かの属性を
持つと考えられ、東洋医学では人の健康を考える時にもこの陰陽学説を重要視しています。
例えば、天と地、日と月、冷と温、上と下、男と女、動と静、交感神経と副交感神経など
どちらの要素も宇宙全体(私達の身体も小宇宙^^)のバランスをとるのに
なくてはならないものでバランスが重要なのです。私達も走り続けてばかりでは、そのうち疲れて倒れてしまいます。
活動している陽のエネルギーの状態もあれば、休息して美味しいものをゆっくり食べている陰のエネルギーの状態もあって、そのバランスが健康を保つのにとても大事だということですね。しかし人の心や身体はいつも同じ状態ではなく、日常生活の色々な
影響によってこの陰陽のバランスが偏ることがあります。
どちらかに偏理すぎると少し不調を感じたり、何もする気になれなかったり、
イライラしてしまったりします。実は精油にはそれぞれ陰の性質を持つものと陽の性質を持つものがあります。
それらの性質をうまく利用してそれぞれの偏ったバランスを取り戻す
助けになってくれることができるのです。今回作ったバランシングミストのレシピですが、特にこの夏は
バランスを崩しやすい方も多く、講座にお越し下さった方にも
喜んでいただけたようです。
皆さんも是非ご自身の状態に合わせてお試しください。*陰ブレンド*
上昇した気を落ち着かせ、安定させてくれます。
思考が先になって本能で感じる力がついていかない時、
知らず知らずのうちに緊張状態になり、寝付きにくい時や
筋肉のコリを感じる時にもおすすめです。
心身ともにリラックスし、穏やかな時間を過ごせます。<50mlのミストに1.5%の敵数です>
・カモミールローマン4滴
・ジャスミン3滴
・ベルガモット5滴
・クラリセージ2滴
・パチュリ1滴*陽ブレンド*
エネルギーを満たし、気持ちを前向きにしてくれます。
頑張りたいのに気怠い時、決断したいのに踏ん切りがつかない時など
心身ともにバイタリティーと勇気を与えながら
温かくサポートします。
心にしまい込んだ要らない感情を解放します。<50mlのミストに1.5%の敵数です>
・ラヴィンサラ2滴
・ジュニパーブランチ3滴
・グレープフルーツ5滴
・ローレル2滴
・ホーリーフ1滴
・ブラックスプルース2滴講座の中では陰陽チェックシートを使用して、自分の状態を
見ていただいたのですが、ちょっとボリュームがあるので
ここには省略してしまいます。(ごめんなさいm(ーー)m)
知りたい!!という方はスクールで私を捕まえてください。モジュール2の理論を勉強された方はこの考え方にピンときたかもしれませんね。
精油の特徴、性質、作用は植物の生きる為の力がギュッと詰め込まれたもの
ですから、なかなか白黒つけることは難しいです。
私達人間と同じ生きているものですから、それは当然のことですね。一人の人をよく知ろうと思うと、一面だけを見てもその人の
全体を知ることはなかなかできないのと同じで、植物のことを
知るのもあらゆる角度から知ろうとするしなやかな心と
広い視野が大切です。じっくりと一つ一つの精油と向き合って「どんな性格なの?」と
興味を持って接しているとなんとも言えない愛情が湧いてきます。(笑)
全ての精油と仲良くなるにはまだまだ時間がかかりそうですが
この時間も日々楽しんで過ごしていきたいと思います。皆さんもじっくりと精油に向き合って、新たな発見を楽しみながら
豊かな毎日をお過ごしください。 -
2018July09
<講師ブログ:担当 細尾先生>『IFPAカンファレンス2018報告会』に参加
皆さま、こんにちは!講師の細尾です。もう7月に入りました。今年も半年終わってしまいました。私は2018年上半期は公私ともに忙しく充実しておりましたが疲れました。 いえ、すがすがしい良い疲労感ですよ(笑)皆さまは、2018年上半期どのようにお過ごしでしたでしょうか? 6月は地震のせいで心身落ち着かぬ日々を送っておられた方が多いと思いますが、少しづつ被害の復旧が進む中、6月23日授業の無 かった私は、大阪校にて開催のギル校長による『IFPAカンファ レンス報告会』に参加してまいりましたので、その事について少し 書きたいと思います。 カンファレンス報告会はまず先生がエジンバラに向かう電車からの風景の写真がスライド画面に映し出され、まるで自分がこれからカ ンファレンスに参加するようなわくわく感。 ギル先生もこの時おっしゃっていましたが、エジンバラって意外と海が近い! 野生の蘭も多く自生していたり、【バターカップ】という黄色いお花も自生していました。日本にも土手や道端など日当たりの良い場 所で自生しているそうなので、きっと私も普段目にはしているので しょうが、あまり記憶にない…。日本人の私にはその程度の認識な のに、イギリス人はこの黄色いバター色の花に太陽を反射させて自 分の顎を照らしたりして子供のころから遊んでいるそう。 同じ植物でも認識の仕方はだいぶ違うものなんですね。そんな素敵な風景写真などを見せていただいたあとついにカンファレンス会場にへ突入(風の写真の数々)スクール貸出図書でも御なじみ【スピリットとアロマテラピー】作者ガブリエル・モージェイ氏とギル先生のツーショット。モージェ イ氏はなんとギル校長がアロマセラピスト資格取得の際、ケースス タディを添削してくださった先生だとか。私がスクールスタッフに なってかれこれ16年ぐらいですが、初めて知ったかもしれません 。驚きでした。
他にもギル先生以外のIFPA理事の皆さまとのお写真などなど。わくわく感が募ります。そしてカンファレンス本題に。まずはエジンバラの2つの病院で補完療法コーディネーターとして長年貢献されている方からの病院内での精油の取り扱いガイドライ ンのお話。 またその方が所属するガン患者の為の補完療法サービスの慈善事業 団の活動のお話や、その方おススメの緩和ケアでの精油ブレンドの お話など。 .この方の所属する慈善事業団ではガン治療の副作用の1つであるひどい寝汗でお困りの方の為に、 吸収がよく気持ちよく長く寝て いられる竹の素材でできたパジャマを作ったり、副作用で吐き気が ある方のための吐き気抑制アロマスティックなど、ガン患者の方用 にいくつものアロマ製品を開発、販売されているそう。またその売 り上げ金はその慈善事業団の活動資金にされているとの事。 そしてガン患者専門アロマセラピスト育成プログラムを施設内で行 っている病院のお話しも。 .また他にもメディカルハーバリストの方のおススメハーブの紹介やハーブチンキの作り方のお話し。 日本でハーブティでよく飲まれているものから、 ハーブは専門でない私には聴いたことのないハーブまで色々紹介し てくださいました。なんでもそのハーバリストの方はたくさんのハ ーブをいっぺんに学ぶより、まず1つのハーブに絞って、 そのハーブをご自宅のお庭で育てたり、 様々な方法で使ったりして、性質をとことん知って、 そのハーブによく馴染んでから、次のハーブを勉強する、 という学び方に重きをおいておられるそう。 確かに何にしても理屈抜きで分かるようになるには、それ、もしくはその人ととことん付き合う事が必要ですもんね。一番手間がかか るけど、結局本当の意味で分かるには、そのやり方が一番正解な気 がします。いくら広く本を読んで勉強したって、体験が無ければ、 だいたいが分かった気になっているだけですもんね。 .それから、ASDやADHD児の為のアロマテラピーを行っている方のおススメ精油やブレンドのお話など、たくさんのスライド写真 とギル先生からの詳しい解説が盛沢山! .特に私が印象に残っているのはクリニカルアロマセラピストの方のお話し。この方は長年、精油の薬理効果の研究や情報収集をされて いて、イギリスのセラピストにも大変頼りにされ信頼されている方 なのだそうですが、この方がいま一番注目しているのは精油の塗布 や飲用ではなく、香りを嗅ぐだけで起こる心身の変化についての研 究だそう。 .その研究結果の報告も大変興味深ったのですが、特に印象に残ったのが、その方の考える〔精油をクライアントに使う前に、 相手にお伝えすべきこと〕のお話し。 それは、普段、セラピーとは全く関係ない場面では身をもって体験しているのに、セラピーの時には忘れがちで、あまり重要視してい なかった、ある≪効果≫のお話しで、「ほんとだ!確かにそうです よね!その効果をセラピーでも利用するべきでした!」 とものすごく納得のいくお話しでした。 でもそれをうまく利用するには、精油の知識を頭の引き出しにたくさん入れておくのは必須条件だけれど、 それより何より相手に合わせてどの引き出しから、 どれを出すのかのテクニックというか、センスが非常に問われる気 がします。あ、でもまずは傾聴する事や、観察力も必要か。 .でも[力]は割と簡単に養うことができるけれど、[センス]って養うのなかなか難しいんですよね。 そう。どの分野でもセンスのある人と無い人がいる。そしてセンスの無い人はある人には敵わないのはしょうがない事。 だけど、私は例え元々はセンスが無くったって、色々考えながら自 分なりにトライしている内に、センスのある人と近いところまでセ ンスを磨く事はできると思っています。並びはしません。 あくまで近いところまで(笑) .だからこのお話しを聴いて「なるほど~!いいお話し聴けたわ~♪」とのんきに喜んでる場合では無いのです、私。センス磨かねば! !! .それにしても、エジンバラまで自分で行ってカンファレンスに参加したくても、色 々な事情で(まずは英語力の無さ)で行けなかった私にとっては どのお話しも 貴重な貴重なありがたいお話しばかり! 帰国まもなく、こんなにたくさんの情報を詳しく分かりやすく整理し、私たちに理 解しやすく、しかも魅力的に資料を作成し、ご報告くださったギル 先生に感謝!!! .この日はまずは一生徒として感激、そしてじわじわと講師としてのギル先生の力の凄さを実感。 あぁ私、こっちの分野も様々まだまだ腕を磨かねば!!!.あれもこれも、頑張れ!私!(笑) -
2018June08
<講師ブログ:担当 松尾先生>ネロリ蒸留体験
こんにちは!JEA講師の松尾です。
今年は季節が少しずつ前倒しで、かつ、日によって寒暖差が大きくなっていますね。
私は季節ごとの植物(自然)を楽しむのがとても好きなので、
それらの植物が今後大丈夫なのかなと思ったりしてしまいます。そんな中、先月のことですがこれも“今だけ!”というだいだい(ビターオレンジ)の
お花の収穫をさせていただきました。ご存じの方も多いと思いますが、ビターオレンジの花から抽出されるのが精油の「ネロリ」。
(ちなみにその葉っぱの香りはプチグレイン)
ネロリはローズとならんでアロマテラピーの中で人気がある香りですが、
その作用もやはり素晴らしいのです。柑橘系の精油と同じく爽やかな一面ももちながら、
高ぶった神経の興奮を抑え、心を落ち着けてくれるだけでなく、
落ち込んだ時には気持ちを引き上げてくれる。
私としてはローズの華やかさ、甘さとは異なる、凛としたところも感じます。そして様々なストレスを感じている心の状態から起こる身体の不調、
特に消化器系や循環器系に働き、
更には女性に嬉しい美肌作用も兼ね備えている!!最近では幸せホルモン、健康のためのホルモンといわれる「オキシトシン」の
分泌を促すという研究結果も出ています。ですが・・・
このような文字情報だけに頼らなくてもまず香り漂うあの畑に降り立ってみれば
そのパワーを全身で感じることができるのではないかと思います。自然に深呼吸をしたくなり、爽やかでありながら幸福感に包まれ
心に感じたワクワクはそのうち穏やかに安心感に変わる、そしてなぜが笑顔になるのです!
(ただし、集中力が必要なときはネロリはお勧めではありません)私たちのグループも楽しみながら頑張って収穫しました。
でも、その量で採れる精油は1mlになるかならないか・・・・
知ってはいましたが、やはり労働と収穫高、最終商品になるまでの諸々を目の当たりにすると
いかに1滴が貴重かということを改めて実感しました。そして今回伺った長崎のNatural Boomgaardさんは
農薬を使用しない国産オーガニックで手摘み、抽出されているのでその手間はさらに!
ローズほどではないですがやはりネロリも高価なはずです。
こちらは簡易蒸留の様子。
ネロリウォーターをお土産にいただきました!
実際はこちらで蒸留して精油を抽出。収穫、蒸留の場所にいくといつも思うのですが、
実際のお花一つ、葉1枚でも実は十分いい香りがするんですね。
精油はその何倍もの香りを凝縮しているものなので、使用時にはそのことを
いつも心に留めておくことが大切かなと思います。例えば初めての方が精油を瓶ごと鼻の近くで嗅がれて「強い!濃い!苦手!」となることも。
実は私もアロマテラピーを勉強し始めたころ、
香りが強すぎで苦手に思う精油のほうが多く続けていけるか悩んだことがあるのです。本物の1滴にどれほどのたくさんの植物の香り、自然のパワーが秘められているか。
そしてそれを作ってくださる生産者の方々の想いも精油には詰まっていること。文字で勉強した知識だけで精油を使用するのではなく、
そんな1滴にまつわるバックグラウンドを多くの方に感じていただけるように
私も活動していきたいと改めて思います。ちなみに、私はローズよりネロリ派!
ベルガモットやフランキンセンスとのブレンドが好きですね。
すっきり感を出したいときはユーカリラディアータやラヴィンサラも。
最近はお風呂上がりのフェイシャルマッサージにネロリを使っていますし、
ネロリウォーターも併用しています。アロマテラピーは植物の香りを利用しますが、
植物、自然のパワーを心や体に取り込む方法はたくさんあると思います。
お花を一輪お部屋に飾る・・・、そんな感覚で精油を少し香らせる。
それだけで十分な時もあります。みなさんもぜひいろいろな形でその恩恵をいただきましょう!!
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